はじめに
私は学生の頃から今に至るまで3年間、授業や実務においてWSLを使ってきました。
今回は使ってきた経験の中で考えた、WSLを使うために最低限覚えたいLinuxコマンド集を書きました。
なお、ディストリビューションはUbuntu
を前提とし、コマンドの詳細な内容は省きます。
あくまでWSLを使うことを前提をしているので、普通のLinuxを使う場合はもっと他にも覚えないと行けないコマンドがあります。
root権限でコマンドを実行
sudo コマンド
ディレクトリ間移動に必要なコマンド
cd 指定したディレクトリに移動
cd ディレクトリ名
ls ディレクトリの中にあるファイルやディレクトリの情報を表示
オプション無しの場合(隠しファイルは非表示になる)
ls ディレクトリ名
(指定しない場合は、カレントディレクトリの中身が表示される)
オプション -a 隠しファイル・ディレクトリを表示させる場合
ls -a ディレクトリ名
オプション -l ファイルやディレクトリのパーミッションを表示させる場合
ls -l ディレクトリ名
ls -la ディレクトリ名
↑オプション -a と組合せて、隠しファイル・ディレクトリのパーミッションも表示させることができる。
ファイル・ディレクトリの閲覧・作成・編集・削除に必要なコマンド
指定したディレクトリをWindows Explorerで開く
explorer.exe ディレクトリ名
基本的にファイル・ディレクトリに対する操作は、Windows Explorer上で完結できます。
ファイル・ディレクトリの権限によっては操作が行うことが出来ませんので、次に紹介するコマンドで権限を更新してください。
パーミッション(権限)関係
ファイルやディレクトリのユーザーの権限変更
chmod 変更する権限 ファイル名やディレクトリ名
例:chmod 755 test.txt
ディレクトリの中身も権限を変更したい場合
chmod -R 変更する権限 ファイル名やディレクトリ名
ファイルやディレクトリの所有権の変更
chown ユーザー名(:グループ名) ファイル名やディレクトリ名
例:chown myuser hoge
ディレクトリの中身も権限を変更したい場合
chown -R ユーザー名(:グループ名) ファイル名やディレクトリ名
aptパッケージ関係
アップデート
sudo apt update -y
sudo apt upgrade -y
OSのアップデート機能の要素も兼ね備えている。
基本的に2つのコマンドをセットで行う。
sudo apt update -y
とsudo apt upgrade -y
の違い
https://timetotravel.space/update_upgrade_chigai/
インストール
sudo apt install パッケージ名 -y
アンイストール
sudo apt remove パッケージ名 -y
インストールしたパッケージ一覧表示
apt list --installed
最後に
WSLでも実際にちゃんと使いこなそうとしたら、他にも覚えたいコマンドはありますが、これだけのコマンドを覚えておけば、なんとなくでも使えるようになります。