目次
1.はじめに
2.結論
3.対象のルーター、ファームウェアのバージョン
4.ファームウェア更新に失敗する事象
5.ファームウェアを更新できたときの手順
6.おわりに
7.おまけ
はじめに
WiFi6(11ax)に対応しているASUSのルーターを最近購入したのですが、ファームウェアのアップデートがうまくいきませんでした。結果としてなんとか更新できたのですが、普通の人だとうまくいかずに沼にはまるだろうと感じたため念のため記事におこします。
なお、ASUSのルーターの初期セットアップ画面でファームウェアの更新を促されます。その時にファームウェアの更新が無事完了したと表示されますが、実際は更新できていませんでした。
ASUSのルーターを使用している人でしっかりファームウェアのバージョンの確認をしていなかった人は注意してください!
ぜひみなさんもルーターのファームウェアの更新は忘れずに。
結論
PCから手動で段階を踏んでファームウェアをアップデートするとうまくいきました。
私の場合は2022/04公開の3.0.0.4.386.48631ではなく、2021/10公開の3.0.0.4.386.45898にアップデートすることでうまくいきました。
自動更新場合は最新のバージョンにアップデートしようとして失敗してしまうため手動更新で段階を踏む必要があります。
なお手動更新で3.0.0.4.386.45898にアップデートした後であれば自動更新でも3.0.0.4.386.48631へ更新できました。
対象のルーター、ファームウェアのバージョン
今回購入してファームウェアのアップデートに失敗したルーターはこちらです。
メーカー:ASUS
型番:RT-AX3000
ネットワーク仕様:WiFi6(11ax)
通信速度:2402Mbps+574Mbps
更新前ファームウェアバージョン:3.0.0.4.384_XXXXX(マイナーバージョンは忘れてしまいました。。)
※工場出荷時のバージョン
更新後ファームウェアバージョン:3.0.0.4.386.48631
※2022/04/22 公開
ファームウェア更新に失敗する事象
ルーターの管理Webページからファームウェアを自動更新すると、画面上はファームウェアアップデートが無事完了したと表示されます。しかし再起動後、管理Webページから再度ファームウェアのバージョンを確認すると更新されていませんでした。
なお、Firmware Restoration(レスキューモード)や管理Webページから手動更新を試しましたがうまくいきませんでした。また工場出荷時にリセットを行い上記内容も再度試しましたがうまくいきませんでした。
なお、2022/4月末の情報のため今後改善される可能性もあります。
しかし、自動更新を行うと画面上はファームウェアアップデートが無事完了したと表示されます。そのためうまくいっていないのにも関わらずうまくいったと勘違いしてしまう恐れがあるためぜひご注意ください。
ファームウェアを更新できたときの手順
すでに結論に記載していますが、段階を踏んでファームウェアを手動更新したらうまくいきました。
また段階を踏んでファームウェアを更新するためには自動更新ではなく手動更新を行う必要があります。
手順はこちらを参考にしてください。
おわりに
家庭用のルーターでもグローバルIPアドレスが付与され、攻撃者の標的となります。特に外部からの侵入の初手として外部に露出しているネットワーク機器は非常に狙われます。
家庭の中でもまず第一にルーターの脆弱性は気にするようにしたいですね。
ASUSセキュリティアドバイザリー
おまけ
ASUSのルーターをメジャーバージョン384から386へアップデートするとスケジュールで自動ファームウェアを更新する設定画面が表示されました。
定期的にちゃんと更新がうまくいっているか確認する必要はありますが、ぜひ活用したいですね。
そういった意味でもASUSルーターは初期設定時にちゃんとファームウェアを更新することが大事ですね。