はじめに
この記事とかこの記事にある通りRyzenシリーズでLinuxディストリを導入しようとすると
例えばRDRAND命令とかで不具合があってインストールがうまくいかなかったりする。
やってみると簡単に対策できたのでなんとなく記事にした。
インストールと初回起動時
ポイントはブートオプションにnomodeset
を追加するだけ。
一番最初に表示される「GNU GRUB」ブートローダー画面で例えば「Install Ubuntu Server」にカーソルを合わせる。
キーボードのe
キーを押しGRUBの編集画面へ。
linux /boot/vmlinuz
から始まる行の最後にnomodeset
を追加、Ctrl-xで設定が適用される。
HWEカーネルに変更する
Ryzen+Linuxでの不具合はLinux 5以降で解消されているのでカーネルの変更を行う。
Linux 5カーネルへの簡単なアップデート方法としてHWEカーネルのインストールを行う。
$ sudo apt-get install --install-recommends linux-generic-hwe-18.04
インストール後再起動を行う。以降はブートオプションを変更する必要はない。
参考
不具合関係
Ryzen 3000 シリーズに Linux をインストール【AMD Zen2】
AMDのCPUにおけるRDRAND命令に不具合、Systemdが影響を受ける
対策関係
Linux起動用の手動「nomodeset」カーネル ブート ライン オプション
Ubuntu18.04にカーネル 5.0 をインストールする手順