後半の今回は、仮想マシンにABAPファイルをインストールします。
早速手順を載せていきます。
ホスト名の設定
1.仮想マシンを選択して「起動」をクリック
2.「Boot from Hard Disk」を選択してEnter押下
5.検索バーに「y」と入力し、表示された「YaST」をクリック
※パスワードは前半のopenSUSEのインストール時に決定したものを使ってください。
7.「Software」⇒「Online Update」を選択
8.「Search」タブ⇒「uuidd」で検索された2つにチェックを入れて「Accept」を選択
9.表示されたパッケージにチェックを入れて「Continue」をクリック
11.再度YaSTで「Software」⇒「Online Update」を実行
12.「Search」タブ⇒「nano」で検索、上の2つをチェックして「Accept」を選択
13.「Activities」⇒検索バーに「x」を入力、「XTerm」を実行
14.「sudo service uuidd start」を入力してEnter押下
15.仮想マシンのログインパスワードを入力してEnter押下
16.「sudo service --status-all lgrep uuidd」を入力してEnter押下
17.「rpm -qa | grep libaio」を入力してEnter押下
18.「sudo nano /etc/hostname」を入力してEnter押下
ホスト名は「vhcalnplcit」にしてください。
Ctrl+O(オー)で保存してEnter押下後、Ctrl+Xで抜けてください。
20.「sudo cat /etc/hostname」を入力してEnter押下
書き換えたホスト名が表示されればOKです。
22.「sudo nano /etc/hosts」を入力してEnter押下
パスワードを聞かれたら仮想マシンのログインパスワードを入力してください。
23.「10.0.2.15 vhcalnplci vhcalnplci.dummy.nodomain」を入力して保存
Ctrl+O(オー)で保存してEnter押下後、Ctrl+Xで抜けてください。
24.Activitiesから検索バーに「y」と入力し、表示された「YaST」をクリック
25.「Software」⇒「Network Settings」を選択
27.Hostnameに上記で設定したホスト名を入力して「OK」をクリック
28.続けて「Software」⇒「Firewall」を選択
29.Start-Upのコンフィグを画面通りに設定して「Accept」をクリック
設定値は以下の通りです。
After writing configuration:Keep current state
After reboot:Do not start
30.Virtual Boxの管理画面から「設定」をクリック
31.「ストレージ」⇒「コントローラーIDE」のファイル名を選択
32.ディスクアイコンから「仮想ドライブからディスクを除去」を実行
33.コントローラーIDEが空になったことを確認したら「OK」をクリック
34.仮想マシンのメニュー⇒デバイス⇒「Guest Additions CD イメージの挿入」
36.仮想マシンのログインパスワードを入力して「Authenticate」をクリック
1.Virtual Boxの管理画面から仮想マシンを起動
検索バーで「x」と入力すると先頭に出てきます。
3.「sudo zypper refresh」と入力してEnter押下
4.「sudo zypper install gcc make perl kernel-devel dkms」と入力してEnter押下
8.「cd /media/sf_s4installer」と入力してEnter押下
※コマンド最後の「s4installer」は前半で指定したABAPファイルが入ったフォルダ名です。詳細は前回の投稿を参考にしてください。
9.「chmod +x install.sh」と入力してEnter押下
14.仮想マシンのログインパスワードを入力してEnter押下
15.確認のため仮想マシンのログインパスワードを再入力してEnter押下
1.Virtual Boxの管理画面から「設定」をクリック
2.「ネットワーク」⇒「アダプター1」⇒「高度」⇒「ポートフォワーディング」
| 名前 | プロトコル | ホストIP | ホストポート | ゲストIP | ゲストポート |
|--------|-----------------|-------------|--------------------|-------------|--------------------|
| HTTPS | TCP | 127.0.0.1 | 44300 | 10.0.2.15 | 44300 |
| HTTP | TCP | 127.0.0.1 | 8000 | 10.0.2.15 | 8000 |
| RFC | TCP | 127.0.0.1 | 3300 | 10.0.2.15 | 3300 |
| SAPGUI | TCP | 127.0.0.1 | 3200 | 10.0.2.15 | 3200 |
4.メモ帳等のエディタを「管理者として実行」し、hostsファイルを開く
hostsファイルの場所:C:\Windows\System32\drivers\etc
5.「127.0.0.1 vhcalnplci vhcalnplci.dummy.nodomain」を入力して保存
以上でSAPサーバの構築作業は完了です。あとはSAP GUIをインストールすればABAP開発ができるようになります。GUIのインストールについては次回載せます