LoginSignup
64
0

FTPと和解せよ(2023年バージョン)

Last updated at Posted at 2023-12-02

老害の戯言

老害「大昔、Web開発はローカルマシンのWindowsとかに、XAMPPなどを入れて、Apache起動させて、Gitなんか無いから、Apache側のファイルを直接いじらずに、FTPでアップロードして確認したもんでね。」

若者「ApacheはNginxみたいなもの?FTPって何ですか?」

FTPはFile Transfer Protocolのことです。

FTPって何ですか?

FTPって何ですか?と言われるのは、しょうがない部分もある。

このようにFTPは完全に過去のテクノロジーとして葬り去ろうとしております。だがFTPというのは知らなくて良いテクノロジーなのでしょうか?

閑話休題、2023年現在FTPのクライアントソフトはどうなっている?

2023年現在、WindowsではFFFTPが静かにバージョンアップしてて、老舗の風格を感じます。

また、macOSではFTPコマンドがなくなっていますが、Finderの機能は生きています。
そのためChromeでFTPリンクをクリックすると、Finderが反応します。

ユーザの種類は登録ユーザでパスワード入力になる。

今回の例にあるAdobeの公開FTPサーバーは、AnonymousFTPなのでゲストを選択する。

接続を押下する。

Finderが開きます。

なお、ブラウザーのリンクが働かないときは、リンク先をコピーしておき、メニューからサーバーへ接続を選びます。

サーバーへ接続が出たら、コピーしたURLをペーストして接続します。

FTPと和解せよ準備編

ちなみに、AWSには「AWS Transfer Family」というのがあるので、実際に業務で使用するならば簡単に設定できます。

しかし、FTPと遊ぶだけで、いきなりAWSを使うのは!ということなので、とりあえず、ローカルマシンでFTPサービスを動かすことにします。
それならば有名どころのPure-ftpdを使うのが良いでしょう。
ただ、2023年において、Docker版やbrew版のPure-ftpdはApple SiliconのMacとは相性があまり良くないので、今回は初心に帰ってXAMPPを使ってみましょう。

なお、令和の時代にXAMPPをmacOSにインストールしようとすると、開発元を検証できないためという画面がでてしまいます。

そのため設定の「プライバシーとセキュリティ」から「このまま開く」をすると起動します。

起動したら、確認がでるので「開く」を押下します。

最後の確認が出るので、Macのパスワードを入れて「OK」を押下します。

やっとインストールが開始します。

「Next]を押下します。

「Next]を押下します。

「Next]を押下します。

待ちます。

「Finish]を押下します。

XAMPPのランチャーが起動します。

[Manage Service]を選びます。

ProFTPDを選択して[Start]を押下します。

これでFTPサービスが起動しました。

令和の時代にXAMPPとProFTPDをM2 Macで起動しました。

FTPクライアントソフト

macOSにはFTPコマンドがなくなっています。macOSでFTPコマンドを使用したいときはbrewにlftpという代替コマンドがあるので、それをインストールします。ついでにtelnetもインストールします。

そして、さきほど起動したFTPサービスにつなげてみます。
ProFTPDではデフォルトのユーザー名はdaemonでパスワードはxamppです。

lftp -u daemon localhost

これで準備完了です。

FTPと和解せよ実践編

やっと本題に入れます。

FTPと和解するには、FTPと会話するのが良いです。
FTPと会話するには、Telnetソフトを使用するのが良いです。

telnet localhost 21
USER daemon
PASS xampp
PWD
EPSV

こんな感じでFTPに対してコマンドをTelnetソフトを使って会話できます。
なお、自宅環境はIPv6なのでPASVコマンドは使えず、EPSVコマンドでパッシブモードに切り替えます。

image.png

令和の時代にFTPと会話してみました。

まとめ

  1. FTP自体が、ほぼロストテクノロジーとなっていた
  2. 令和の時代ではXAMPPの起動も一苦労する
  3. パッシブモードへのコマンドはIPv6用がある
64
0
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
64
0