はじめに
この記事は、RPA歴約5年の自分が、UiPathを中心に数々の案件を経験してきて得た知識やポイントについて自分なりにまとめてみましたの第2弾です。
ほかの言語の実装でも活用できる...かは自分次第ですね。
①本記事は、2023年7月開催の「UiPathブログ 発信チャレンジサマー」の19日目のブログです。
ブログの詳細、参加方法については、以下のブログを参照ください。
https://note.com/shumpei_w/n/nd082bdf28853
②このブログ情報は、2023/7時点の情報です。
③この実装ポイントはあくまでも「筆者の経験」に基づくものです。
実装のルール(規定、開発標準)が決まっている場合は、そのルールに基づいて開発しましょう。
久しぶりに...
ここ最近モダンアクティビティ(Excel)の話ばかり書いていたので、本日はちょっと休憩がてら小話というか、実装時のポイントについて(自分が思っていることになりますが)書いていきたいと思います。
ちょっと前投稿の記事はこちら↓
今回は、上記の記事で書ききれなかったポイントを2点、追加で書いていきたいと思います。
ポイント1 【エラー処理】エラーになったらどうするかはあらかじめ考えておく
これは当たり前なことなのですが、RPA初心者や開発経歴が浅い方はこのことまで考慮して実装することが結構難しいのではと思っています。
エラーといえば、Try Catchアクティビティを使うこともそうなのですが「エラーが発生したとき、最終的にどうしたい?どうなってほしい?」を考えながら実装することが大事です。
そのために、以下は心がけておくとよいでしょう。
・設計時に、エラーに遭遇した際はどうするのか考えておく(Aの処理はException?Bの処理はBusinessRuleExceptionで止めてしまう?)
・エラー処理(throw、rethrow)を使うのはどのパターンのエラーなのかを設計時までに考える
・繰り返し処理の最中にエラーが出た場合は、エラー情報をどう反映させる(処理結果ファイルに記載等)のか、その場でbreakで抜けてほしいのか等を考える
・シーケンス等に「このエラーは何か」「このエラーはこういう意味です」という感じで注釈をつけておく
・ログは出しておこう(レベルはErrorとかwarnが多いですね)
ポイント2 【全般】表示名は既存でなくオリジナルの名前を書く、注釈は極力記載する
アクティビティを使う際や、ふとした瞬間に見るとアクティビティが配置されている。
ただ名前が「代入」とか「Excelアプリケーションスコープ...」とあるだけ。これ何のやつ?変数名から探る?
また注釈やアクティビティの名前に具体的な記載がないために「なんの処理をしているのかわからない...」ということはあったでしょうか。
特に自分が実装していない(要は他人が作成した)ロボットだと、設計書をいちいち見る必要もありますし(見るのはもちろん大切なことです)、下手をすると暗号解読?のような事態にもなりかねません。
可読性を高めるためには以下を心掛けるとよいと思います。
・アクティビティの名前をデフォルトでなく、わかりやすい名前にしておく
・特に「何をしているのか」わかりにくい場合は注釈(アノテーションとも言います)を入れておく
まとめ
ちょっと記事としては簡潔に記載しすぎた気はしますが、ここに書いたことは結構大事なことではないかと思っています。
仕事柄、他の方が書いたものをレビューすることが増えてきたので、備忘録的に都度気付いたことなども書いていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。