はじめに
①本記事は、2023年7月開催の「UiPathブログ 発信チャレンジサマー」の17日目のブログです。
ブログの詳細、参加方法については以下のブログを参照ください。
②このブログ情報は、2023/7時点の情報です。
③UiPathはCommunity Edition、Versionは2023.6.1を使用しています。
ExcelファイルのデータをPDFにして保存するには?
「ExcelファイルをPDFとして保存」アクティビティは、対象のExcelファイルをPDFへ変換し保存してくれるアクティビティです。
プロパティは以下の通りです。
【入力】
ブック:PDFにしたい対象のExcelを指定します。(最初どう値を入れるのか戸惑いましたが、"Excel"で入力したら特に問題ないみたいです...)
保存品質:PDFの品質を選択できるようです。StandardかMinimumが選べますが、デフォルトは"StandardQuality"です。今回は特にデフォルトのままでよいと思います。
※公式ドキュメントでは、以下のように記載しています。
「StandardQuality (オンライン パブリッシュおよび印刷用に最適化) か MinimumQuality (オンライン パブリッシュ用に最適化) のいずれかを選択します。既定のオプションは StandardQuality です。」
開始ページ・最終ページ:ページ指定がある場合は指定します(今回は指定しません)
※最終ページの番号を指定しない場合は、最後のページまでファイルが保存されます。
【ファイル】
保存先PDFパス:PDFで保存するときのファイル名を指定します。
※今回の例ではxamlファイルと同じ場所へ配置していますが、「保存先PDFパス」で指定のパスをフルパスで書いてあげる(またはパスの入った変数/引数を設定)と、指定のパスへ入ってくれるようになります。
【オプション】
既存ファイルの置換:チェックを付けると、PDFファイルは古いものから新しいものへ置換されます。チェックを外すと置換されません(エラーになってしまうので注意しましょう) 。
やってみよう
試しに入力して作った「出身地_2.xlsx」というファイルがあります。
このシートに記載の表をPDFにしてみましょう。
アクティビティを配置すると以下のような感じです。
実行してみると...
PDF、できていますね!
PDFファイルの中身を見てみると...
まあ、データが少ないのもあってこれだけ?って感じですがExcel→PDFにすることはできたのでよかったです。
ちなみに...
プロパティにあるオプションの「既存のファイルを置換」ですが、先ほどPDFができた状態でチェックを外す(チェックしない)状態で実行するとどうなるか見てみましょう。
結果は...
今回の場合、TryCatch等は入っていないのでエラーになりその場で停止します。
なので、置換...というか上書きしてもよいのであれば「既存のファイルを置換」にチェックを入れておきましょう。
まとめ
Excel→PDFへの変換は使いこなせると役立つかもしれません。
あと、既存ファイルの置換をするかについては(個人的には)チェックを付けたい派なのですが、置換でもいいのか、そうでないのかは実装時に決めておきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考URL