はじめに
①本記事は、2023年7月開催の「UiPathブログ 発信チャレンジサマー」の23日目のブログです。
ブログの詳細、参加方法については以下のブログを参照ください。
②このブログ情報は、2023/7時点の情報です。
③UiPathはCommunity Edition、Versionは2023.6.1を使用しています。
MATCH関数とは
MATCH関数は指定する範囲内から検索値の相対的な位置を数字で出してくれる関数です。
MATCH(検索値,検索範囲,[照合の種類])
検索値:検索したい値を設定します。
検索範囲:調べたい値が入っている検索範囲を設定します。
照合の種類:値が完全一致(0)、検索値以下の最大値*(1)、検索値以上の最小値*(-1)を設定します。
*検索範囲ですが、最大値の時は昇順、最小値の時は降順への並び替えが必要です。
MATCH関数アクティビティとは...
「MATCH関数」アクティビティはMATCH式をアクティビティで入力できるようにしたものです。
やってみましょう
あるExcelの表があります。
趣味が"プログラミング"の人は、何行目にあるのでしょうか。
※今回は、1行目はヘッダーとしているので範囲に入れません。2行目からカウントします。
上記の答えは見えている通りで6行目ですが、6行目はどうやって算出したのかはF5セルを見てみましょう。
F5セルに書いてある式は下記の通りです。
プロパティ
では、この式をMATCH関数アクティビティに当てはめると、以下のようになります。
【入力】
検索値:検索したい値です。Object型です。
検索範囲:調べたい値が入っている検索範囲を設定します。
下記は、B2:B11の範囲を設定している場面です。
照合の種類:等しいのか、最大値、最小値を設定します。
【出力】
保存先:行数、列数を出力します。変数の型はInt32型です。
動かしてみよう
String変数のstrSearchに"プログラミング"が趣味の人が何行目にあるのか調べてみましょう。
今回照合の種類は完全一致(0)で設定します。
結果は...
確認してみましょう。
このアクティビティだけで行の位置が算出できていますね!
まとめ
MATCH関数は自分はあまり使わないので、使用する際は毎回あたふたしています。
アクティビティになったことでよりMATCH関数が身近になり、取得した行数・列数はInt32変数に格納できる点は魅力的に移りました。
VLOOKUPもですが、関数が得意でない方にも専用アクティビティの登場は大きな意味があると思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考URL
ExcelのMATCH関数の使い方|検索値の範囲内での相対的な位置を返す