#はじめに
ElectronにおけるFlash利用のための情報がusing-pepper-flash-plugin.mdに記載されています。それを参考にして、実際にElectronでFlashの読み込みをするための工程を記録します。
※OS X・Linuxでの解説になっています
#ざっくり概要
ElectronではFlashがインストールされていないからニコニコ動画や艦これで使われているFlash Playerが動作しない!(動画見れない・ゲームできない)
じゃあElectronのアプリケーションでFlash Player使うにはどうしたらいいんだよ!!
Pepper Flash pluginをつかうといいよ!!
#Pepper Flash pluginとは
Flashを使ったコンテンツはWeb上にたくさんありますし、例えばニコニコ動画や艦これなどで使われていますよね。このようなFlashはElectronアプリケーションに最初からインストールされていないので、ユーザーが新しくElectronアプリケーションを使う場合はその都度ユーザー自身がFlash Playerをインストールしなければならないという手間があります。ですが、Pepper Flash pluginを使うことで初めからElectronアプリケーション内でFlash利用可能な環境を提供することができます。
今回は、刀剣乱舞というフラッシュゲームを例にしてFlash Player表示のために必要なことを手順を追いながら説明をまとめます。
ちなみにElectronアプリケーションでPepper Flash pluginを導入せずにFlashを扱っているページに遷移させると・・・
こんな感じにCouldn't load pluginと出てしまいます。これが本来のElectronをなにもいじっていない状態です。
#おおまかな導入手順
ElectronでFlashつかうならPepper Flash pluginてのを使えばいいんだろぉ!!じゃあそれはどこにいけば手にはいるんだよ!!
ブラウザのChromeをインストールしている人はすでに持っています。使ってない人はインストールしましょう。
Chromeをインストールしたら・・・
-
まずはPepper Flash pluginのロケーションを確認する
そのためにOS X・LinuxではChromeブラウザ内でchrome://plugins
と指定すれば、自分のPCでPepper Flash pluginの場所が見つかる。(Windowsはわかりませんごめんなさい)自分の環境では、**/Applications/Google Chrome.app/Contents/Versions/47.0.2526.106/Google Chrome Framework.framework/Internet Plug-Ins/PepperFlash/PepperFlashPlayer.plugin
**にあった。
-
自分のElectronアプリケーションのディレクトリにPepper Flash pluginのフォルダをコピペする。
(ディレクトリへのパスを使う方法もあるらしいけどしてません)
-
main.js(最初に起動されるJavaScriptファイル)にメソッド書く
app.commandLine.appendSwitch
メソッドで--ppapi-flash-pathとppapi-flash-version
をapp readyイベント前に入力する。
入力内容
app.commandLine.appendSwitch('ppapi-flash-version', '19.0.0.245');```
![image](https://qiita-image-store.s3.amazonaws.com/0/11432/5e3bddbd-5f19-741b-36c7-1ad7f355a97c.png)
5. webviewタグでpluginsをHTMLに書く
index.htmlに書いた入力内容。
``` <webview id="mainWebView" src="http://www.dmm.com/netgame/social/-/gadgets/=/app_id=825012/" plugins></webview>
#動作確認
無事にFlash Playerがはじめからインストールされている状態でアプリケーションを起動することができました!
#さいごに
今回は刀剣乱舞を例にしてElectronアプリケーション内でPepper Flash pluginを使うことでFlash Playerの読み込みをさせることに成功しました。こんどはJSONとってきてごにょごにょしたいなぁ。
#参考