ABC214(AtCoder Beginner Contest 214) A~C問題の解説記事です。
灰色~茶色コーダーの方向けに解説しています。
その他のABC解説、動画などは以下
A - New Generation ABC
入力を受け取り、何回目に当たるかをif文で判定して出力します。
入力の受け取り、出力がわからない方は以下の記事を参考にしてください。
# 入力の受け取り
N=int(input())
# 1~125回目ならば
if N<=125:
print(4)
# 126~2111回目ならば
elif 126<=N<=211:
print(6)
# 212~214回目ならば
else:
print(8)
B - How many?
まずa,b,cがそれぞれ最大でいくらになるか?を考えます。
a+b+c<=Sという条件がついていて、0<=S<=100であるからa,b,cはそれぞれ最大でも100であるということがわかります。
つまり
a=0~100
b=0~100
c=0~100
について、条件を満たすか全部探索すればOKです。
計算回数は100通り×100通り×100通り=1000000=10^6くらいになります。pythonでは10^6くらいなら制約時間:2秒以内に終わらせられます。
# 入力の受け取り
S,T=map(int, input().split())
# 答えのカウント
ans=0
# a=0~100まで探索
for a in range(101):
# b=0~100まで探索
for b in range(101):
# c=0~100まで探索
for c in range(101):
# 条件を満たしていれば
if a+b+c<=S and a*b*c<=T:
# 答えのカウントを1増やす
ans+=1
# 答えの出力
print(ans)
C - Distribution
それぞれのすぬけ君について、高橋くんに宝石をもらうのが早いか?左隣のすぬけ君から宝石をもらうのが早いか?を考えます。
自分の左隣のすぬけ君が宝石をもった時刻がわかれば左隣のすぬけ君からいつ宝石をもらえるかはわかります。
これを1番目のすぬけ君~N番目のすぬけ君まで順に計算していけばよいです。
コードにするとこんなのになります。
for i in range(N):
# 次のすぬけ君の番号。i=N-1のとき、次のすぬけ君の番号=Nではなく=0とするため%Nとする。
next=(i+1)%N
# 高橋君からもらうのが早いか、左隣のすぬけ君からもらうのが早いか
T[next]=min(T[next], T[i] + S[i])
ところがすぬけ君は円形のため、1周だけでは最後の方にめっちゃ早く宝石をもらったすぬけ君がいた場合に破綻します。
具体的にはたとえば以下のようなケースでWAとなります。
「入力例」
4
1 1 1 1
100 10 20 1
このケースだと4番目のすぬけ君が時刻1で宝石をもらった後これが時刻1毎に隣のすぬけくんへ回っていきます。
ところが1周だけでは4番目のすぬけ君から1番目のすぬけ君へ宝石が回った時点で終了してしまいます。
というわけでもう一週同じ処理を行えばよいです。
もう1週することで最後の方にめっちゃ早く宝石をもらったすぬけ君がいた場合でもその宝石が前の方のすぬけ君へも回ります。
# 入力の受け取り
N=int(input())
S=list(map(int, input().split()))
T=list(map(int, input().split()))
# 1週目
for i in range(N):
# 次のすぬけ君の番号。i=N-1のとき、次のすぬけ君の番号=Nではなく=0とするため%Nとする。
next=(i+1)%N
# 高橋君からもらうのが早いか、左隣のすぬけ君からもらうのが早いか
T[next]=min(T[next], T[i] + S[i])
# 2周目
for i in range(N):
# 次のすぬけ君の番号。i=N-1のとき、次のすぬけ君の番号=Nではなく=0とするため%Nとする。
next=(i+1)%N
# 高橋君からもらうのが早いか、左隣のすぬけ君からもらうのが早いか
T[next]=min(T[next], T[i] + S[i])
# 答えの出力
for ans in T:
print(ans)
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