1. はじめに
Intel NUCでVMware仮想環境(vSphere, vCenter, ESXi)の検証環境を自宅に構築してみたので備忘録です。Intel NUC上ではNested ESXi (ESXi on ESXi)環境を構築しました。vCenterは一層目ESXi上にアプライアンスvCenterをデプロイします。
本記事は前編(物理セットアップ)と後編(ソフトウェアセットアップ)の2編に分けています。
最終構成
物理レイヤー: Intel NUC *1台
仮想化1層目: VMware ESXi 7.0 u1
仮想化2層目: VMware ESXi 6.5
vCenter: VMware vCenter 7.0u1a
Intel NUC、私が組み立てたのは第10世代でしたが現在は最新が第11世代になっています。
Intel公式サイト - インテルNUCキット
2. まずは調達しよう
まずは各種モジュールを用意します。↑のIntel NUCはベアボーン(CPU付きの筐体)なので、別途RAMとDisk、と電源コードを購入する必要があります。ソフトウェアの方は今後の検証も考えて"VMUG Advantage"(後編で説明)でライセンスキーも入手しました。
(私の場合は下記セットを組み上げるのに総額で10-15万円ぐらいかかりました。物理機器の方は値段が上下するので型番だけ控えて値下がりした時に調達するか、予算に合わせてRAM/Diskはスペック下げてもよいかもしれません。)
物理機器について
リンクはAmazon (or楽天) のページに遷移します。また記載していませんが、セットアップにあたって別途モニター、有線キーボードとUSBメモリが必要になります。
Intel NUC: Intel BXNUC10I7FNH NUC ベアボーン Core i7-10710U搭載
RAM: Crucial DDR4ノートPC用 メモリ Crucial 64GB(32GBx2枚)
Disk: Western Digital WDS100T2B0B [1TB/SSD] WD Blue SATAIII接続 / M.2 2280 64層3D NAND
電源コード: 電源コード 1.8m ミッキー型 3pin(ミッキー型) - 2pin(コンセント)+アース線
(検証環境増強のために、後から追加購入) NAS: Synology DiskStation DS918+
3. 組み立ててみよう
非常にわかりやすい写真付き組み立て解説があったのでこちらを参考にどうぞ。RAMをカチっと刺すのは結構強めに押すのですが、割れそうでちょっとドキドキしました。
HDMI出力してモニターにIntelのBios設定画面が出てきたらひとまず成功です。
4. 続きは後編に
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