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VMware 認定資格 VCP-VMC 2023 を取得してみた

Last updated at Posted at 2023-02-20

1. はじめに

VMware Cloud に関するVMware認定資格 「VCP-VMC (VMware Certified Professional - VMware Cloud 2023)」を最近取得したので、試験の雰囲気と勉強したことについて備忘録を残してみます。

image.png

前半は本試験やトレーニングコースについての所感、後半はVMware認定資格の概要について書いてみます。

2. どうやって勉強したの? 試験内容は?

認定資格取得の条件(*)でもある、「Designing, Configuring, and Managing the VMware Cloud (FREE Course)」のオンライントレーニングを中心に学習しました。

(*) 他のVCP資格を取得している場合は一部免除などあるので、対象者はVMware公式サイトでご確認ください。

image.png

本試験は予想通りVMware Cloud on AWSおよびその周辺ソリューションについてもよく問われ、
それ以外にも他のVMwareベースのクラウドサービスやそれらへの接続方式、VMwareが唱えるマルチクラウドの効用、などについても問われました。

また一般的なVMware仮想化テクノロジー(例えばSnapshotやvSphere HAの仕組み)や、災害対策の手法、VMware Tanzuについても問われました。

正確な試験範囲は公式サイトに記載ある通りですが、認定Badgeの"Skills"欄からも関連サービス群のイメージが湧くかと思います。

image.png

本試験は全70問あり、設問の割合としては上記のオンライントレーニングで解説に割かれているのと同程度の割合だったと感じます。
回答は4択から選択するいつもの形式でした。

オンライントレーニングには各10問程度のModule Quizが各章のおわりにあり、本試験で問われるポイントとかなり一致していました。
Module Quiz自体は各章の内容を理解しつつ参考リンクのドキュメントにも目を通していれば答えられる内容なので、理解度を測る目安としてはちょうど良いと感じました。

オンライントレーニングに含まれないような内容の設問はなかったような気がします。
とはいえ内容は幅広いのですが、設問の問題数の割合もオンライントレーニングでの解説に割かれている割合と同程度なのでやはり試験対策としてもオンライントレーニングはとても有用だと感じます。
(逆に、幅広くVMware仮想化テクノロジーを体系的に学べるという点はVMware認定資格の取得が初めてという方に向けても良いかもしれません。)

ちなみにオンライントレーニングは英語だったので、私は本試験も英語を選択してテストセンターで受験しました。
英語とはいってもVMware用語はそのままですし、問題文も回答も長文ではないのであまり違和感はなかったです。

あくまで学習の目安ですが、私の場合は一般的なVMware仮想化テクノロジーやVMware Cloud on AWSについてはそれなりに知見があったのでその部分については適度に省略しつつ、普段そこまで触れていなかった他のVMwareベースのクラウドサービスやVMware Tanzuについて重点的に学習していました。

結局本試験前には上記のオンライントレーニングを濃淡つけつつ2-3周して、参考リンクにも目を通しつつ、Module Quizには100%正答できるぐらいの仕上がりにしていました。

3. そもそもVMwareの認定資格って?

VMwareのメジャーな各プロダクト(vSphere/ESXiに代表されるサーバー仮想化製品だけでなく色々)について、それぞれ認定資格が用意されています。

基礎的なレベルとしてVCTA(VMware Certified Technical Associate)が用意されており、その次のレベルとしてVCP(VMware Certified Professional)が位置付けられています。

私が今回取得したVCP-VMCは比較的新しい資格のため下表には記載がないのですが、VCPレベルの認定資格となっています。

image.png

他にも私はVMware vSphereバージョン6.5が最新だった頃にVCP-DCVの資格を取得していました。

おそらくVCP-DCVの認定資格が最もVMware認定資格としてはメジャーなはずなので、オンプレミス環境でVMware仮想環境を構築・運用、あるいは設計・提案するような方々がまわりにいたら取得されている方も結構おられるかと思います。

VMware認定資格の取得メリットは自己研鑽以外にもたくさんあると思いますが、次のVMwareブログにもわかりやすく解説されているのでご参考ください。

「令和時代のエンジニア育成 〜 VMware 認定資格で保有するスキルを「形」に 〜」

4. VCP-VMCの認定資格取得に必要なプロセス

VMware認定資格は、「認定テストの合格」に加えて「認定トレーニング受講」が必要となります。

(有償)「認定テスト」の合格

「認定テスト」の受験は他のIT資格と同様にピアソンVUEなどで予約して、テストセンター(あるいは自宅環境)で受験します。
当然ながら受験料が必要で、VCP-VMCの受験には$250が必要となります。(日本円で支払うのでその時点での為替レートも考慮します。)

(有償)「認定トレーニング受講」の受講 (期間限定で今なら無償!!)

「認定トレーニング受講」が実は鬼門で、通常2,000ドル以上するような数日間のクラスルームトレーニングが必要となります。個人で支払うにはなかなかハードルが高いです。。

残念なことに「認定テスト」の合格だけでは認定資格が取得できないのです。
「認定テスト」と「認定トレーニングの受講」のタイミングは順不同なのですが、ほとんどの方は「認定トレーニング受講」を先にするかと思います。

・・・個人ではちょっと費用面で敷居が高そうなVMware認定資格なのですが、
なんと2023年2月時点において期間限定で2,400ドル相当のVCP-VMC「(オンライン)認定トレーニング」が「無償」となっています!!

無償となる期間がいつまでかは明示されていないのですが、少なくとも私は2022年12月末時点で無償受講できて2023年6月時点でも無償受講できています。

image.png

オンライン認定トレーニングは 「VCP-VMC (VMware Certified Professional - VMware Cloud 2023)」からご確認ください。

テスト受験および認定トレーニングの受講には「VMware Customer Connect」への登録が必要になります。(登録は無償、年会費なども発生しないのでご安心ください。)

アカウントの登録は個人のメールアドレスでも会社のメールアドレスでもどちらもOKなのですが、アカウントを分けてしまうとあとで認定資格や認定トレーニング受講記録をマージするのが手間なので、初回作成の場合は今後も利用する方にしておいた方が良さそうです。
(私は以前勤めていた会社のメールアドレスで登録していたので、VMwareサポートに相談させていただいて対応しました。)

5. さいごに

本記事がこれからVMware認定資格の取得を目指している方のお役に立てれば幸いです!

6. 参考資料

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