はじめに
AI102に合格したので,勉強法と当日の環境について記載します.スコアは8割と少しでした.
- 筆者について
- 普段はpythonを書いているデータエンジニア
- 直近はアプリケーションエンジニア
- AWSはなんとなく理解している
- AI-900, AZ-900, DP-900, SC-900取得済み
試験日程について
2024年9月に受験しました.
テストセンターもしくは自宅で受験か,どちらかを選択可能です.
筆者はテストセンターで受験しました.受験申込時に会場と時間の候補から都合の良い場所と時間を選択できます.
予約上,試験時間が2時間もあるため,社会人の方は土曜or日曜に受験することになります.
学習方法
1.Microsoft Learn
概要の学習のために,Microsoft learnのAI-102のDesiginig and Implementing a Microsft Azure AI Solutionを読みました.
概要をさらうだけでよいので,Microsoftの推奨学習時間の半分ぐらいで進めました.
読む際は日本語版のパス(ja-jp)ではなく英語版(en-us)を開いて,google翻訳で英日に翻訳したり,戻したりして読みました.
正直な所,Azure全体として,日本語化のセンスがイマイチなので,サービス名やステータス名は日本語で頭に入れていくよりも,英語の方が勘所を押さえやすい気がします.
2.Microsoft 認定資格のプラクティス評価
Microsoft Learnを一通り抑えた後には,Microsoft公式の問題を解きました.こちらは難易度としては,優しめのモノが多いので,8割程度解けるようになっていることが理想的だと思います.
3.Udemyの模擬試験
他の記事では推奨されている問題集が2,3種類あると思いますが,私はこちらを使用しました.
AI-102 Azure AI Engineer 100% Original Practice Exam FEB'24
上記の問題集を2周やりました.1周目が6割程度のスコア,2周目が8割程度でした.
4.模擬試験などの学習の補助
Microsoft Learnのdocsを適宜参照しました.英文の方が情報量が多いため,基本的に英語で参照していました.試験当日も本サイトは参照することができます.ただし,試験当日は試験予約時に選択した言語でしかdocsを閲覧できないので注意です. (できたよ!って方はコメントお願いします)
試験について
- 最初にプログラミング問題の穴埋めのための言語を選択する
- python or C# が選択可能
- 試験は基本的に4択問題
- 選択肢をドラッグアンドドロップして穴埋めする問題あり
- 最後の3~4問はケース問題
- 難易度としては通常の問題と変わらない
- この問題だけは一度回答すると再回答できない
- この問題以外の見直し/回答変更はできる
- Microsoft Learnは試験中いつでも開ける
- ブラウザで見られる画面と同じ
- Learn外へのアクセスはできない
- Learn内でも言語設定などにはアクセスできない
プログラミング言語は,型宣言の関係で問題文の記述量が多いC#の方が解きやすいのではないかと推測しています.(私はpythonで受験しましたが,回答を意図的に分かりにくくする意地悪な変数名や分かりにくい記載方法は無かったので変わらないのかも?)
また,learnは試験時間中いつでも開くことができますが,それぞれの問題に対して,learnを開いて検索しても時間が足りないので,事前の傾向分析や対策は必須だと思います.
最後に
AOAIの名目で利用が拡大しているAzureですが,当然,本試験では,OpenAI以外の機械学習系のコンテンツも含まれています.
特にRAGの構築方法については,知っていなければ合格は難しいと思うので,重点的に学習した方がよさそうです.
取得価値については,まだなんとも言えませんが,MLで解決する案件に対して,Azure上で簡単に解決できるか?程度は判断できそうです.