概要
Linux(CentOS7)上でWebサーバーを構築する手順を綴りたいと思います。
まずはApacheの導入とそれに付随する設定を最短(?)で。
導入するもの
- Apache
手順
1. Apacheの導入
# yum -y install httpd
コマンドはこれだけ。
ずらずらーってログが流れて、
Complete!
って表示されたら完了。
とっても簡単ね!
2. ファイアウォールの設定
ファイアウォールが動いているか確認
# firewall-cmd --state
"running"と表示されればOK!
起動していなかったら下記コマンドで起動
# systemctl start firewalld
今のファイアウォール設定の確認
# firewall-cmd --list-all
httpサービスの追加
# firewall-cmd --permanent --add-service=http
"--permanent"を付けるとサービスを再起動した場合にもこの設定を維持するよ
ファイアウォール設定の更新
# firewall-cmd --reload
もう一度ファイアウォール設定を確認
# firewall-cmd --list-all
servicesの欄にhttpが追加されていればOK!
これでhttp用のポートが空いたハズ…!
3. 動作確認
ここまでOKかな?
ブラウザにサーバーのアドレスを入力してみよう!
http://127.0.0.1
(適宜)
うまくできていれば、Apacheのテストページ「APACHE HTTP SERVER」が表示されるよ!
あとは、
/var/www/html/
に、任意の.htmlファイルを置いて楽しもう!
0. トラブルシューティング
「なんかようわからんが動かん!」という場合は読んでみてね。
SELinuxの状態確認
どういう症状が出るか忘れましたが…
# getenforce
の結果が、"Enforcing"だとうまく動かなかった気がします。
ので、
# setenforce Permissive
または
# setenforce Disabled
で、SELinuxの動作を停止させます。
※SELinuxってのはLinuxのセキュリティを強化してくれる何からしいです。
※私も詳しくないので自己責任でお願いします!
iptablesの停止
手順通りfirewalldの設定をしたけど繋がらない…!
iptablesが動いているとfirewalldと競合してしまうので、
# iptables -F
で止めとくと良いかも。
firewall-cmdコマンド実行時に何やら難しそうなエラーメッセージが出る
ERROR:dbus.proxies:Introspect error on :1.4:/org/fedoraproject/FirewallD1:...
(略)
スーパーユーザーになっていないかも。
$ sudo firewall-cmd --state
こんな感じでsudoに続けてコマンドを入れるか、
$ su -
でスーパーユーザーになってから実行してみると解決するかも。