サマリ
WSL上のKali Linuxのユーザパスワード復旧手順を記録しました。
(今回はKali Linuxですが、WSL上のディストリビューションのユーザパスワードであれば共通かと思います)
背景
久々にKali Linuxでも触ってみようと思ってGUI起動しようとしたらパスワード入力で詰まってしまいました。(おい
PC自体がKali Linuxでの動作であればGRUBというブートローダーから変更できるようなのですが、今回はWindowsのWSL上で動作するKali Linuxのため、困った…ということでコマンドでの変更手順を記録しました。
(他にうまい手順があればご教示ください。。
ゴール
WSL上で動作するKali Linuxのユーザパスワードを変更し、変更後の確認としてGUIを無事起動する
対象読者
- Kali Linuxのルートパスワードを忘れてしまった方
- 自分(備忘のため)
環境
- ホストOS:Window10 Home
- WSLバージョン:2.4.13.0
- Kali Linux OS:5.15.167.4
手順
以下の手順で進めていきます。
ローカルPCでのコマンドプロンプトでの作業が基本になります。
[任意]WSL上のディストリビューション一覧確認
必須作業ではないのですが、まずはWSL上にほかにディストリビューションが入っていないか、また今回のユーザパスワード変更対象のKali Linuxが入っているか念のため確認します。
ローカルPCでコマンドプロンプトを起動します。
そして、以下のコマンドを実施。
wsl -l -v
Kali Linux以外にもいくつかありますね(いつの間に…
すべてWSL2で動作するようになっています。
[必須]ルートユーザで対象OS(Kali Linux)を起動
今回はKali Linuxのユーザパスワードを変更したいので、
Kali Linuxをルートユーザで起動します。
以下のコマンドをコマンドプロンプト上で実行します。
wsl -d kali-linux -u root
これで無事入れました。
[任意]ユーザ一覧の確認
変更したいユーザはわかっていますが、一応ユーザ一覧を確認します。
ls /home
今回はユーザ名kaliだけですね。
[必須]ユーザパスワードの変更
以下のコマンドを実行します。
passwd ユーザ名
新しいパスワードを二回入力し、変更完了です。
[参考]パスワード変更後の入力確認
Kali Linuxを起動し、
当初やろうとしていた、GUIの起動も…
無事いけました。
結果
無事復旧できました(ほっ
まとめ
忘れるほど放置するなよという点と、そもそもパスワードを忘れないようにしておけよというのはさておき、何とか復旧できてよかったです。
ようやくGUIでも使える準備ができたので今後またいろいろ触って学習していきたいと思います。
余談
過去、自分がWindowsKali Linuxを導入した時に記事は以下です。