はじめに
ここ数年、コーポレートエンジニアとして働いてきました。
その中で目指すべき姿や必要そうなスキルを書いていきます。
あくまで私個人の考えです。
目指すべき姿
- 全社横断で組織の課題を抽出し、テクノロジーやエンジニアリングで解決すること
- 解決は個別最適ではなく全体最適であること
- 特定の社員、特定のチームではなく企業全体としてどうなのかという視点
- ビジネスプロセスの改善やビジネスモデルの変革
- 信頼され、愛され、相談される存在であること
- (生産性あげて、働きやすい環境作って、新規事業も作って、楽に儲かる会社にしよう!というチーム、部門)
必要なスキル
- 経営戦略からIT戦略へ落とし込むことができる
- 課題の具体化、優先順位付け
- 絡み合った事象を解きほぐし、整理し、本質的な課題を見つけられる
- 広範囲なテクノロジーについて知っており、必要であれば検証し使うことができる
- 広範囲なテクノロジーとは、コードを書く、グローバルで最先端なSaaSやハードウェア
- ビジネスの興味、視点
- UX的な思考
- さまざまな職種や考えを受け入れつつ、自分の意見も言えるコミュニケーションスキル
- 経営層から予算をもぎ取るスキル
- 社外への発信スキル
※1人ですべてを持っている必要はなく、チーム全体でカバーできれば良い
実際にやってきたこと
- ネットワーク機器以外のフルクラウドオフィス化
- 会議室の映像ケーブルのコードレス化
- ほぼ全部のPCをMac化
- 全社的なシステムの整理
- シングルサインオンの構築
- Web会議システムを常時接続し、地方拠点とのコミュニケーション改善、地方拠点の社員のエンゲージメントを高める
- 受付システムを導入し、受付取次の業務をなくす
- Slackで勤怠
- イベント登壇や社外への発信
- (当たり前だけど)その他、採用やプロセス改善、ネットワーク構築などなどのフツーの業務
今後やっていきたいこと
- ゼロトラストネットワーク化
- ビジネスプロセスの改善
- 人事や会計システムに対してプロダクトマネージャ導入
- 固定電話をなくす
魅力
- 未開拓の領域であること
- 様々な部署と仕事をするため組織全体を知ることができる
- いろいろなテクノロジー、ツールに触れることができる
悪いところ
- 経営陣によっては、従来型の情報システム部門のようにコストセンターだと見られる
- 予算がないとやりたくてもできない状態に陥りやすく、ストレスを抱える
- 一般的にプロダクト開発のほうが面白いし、そっちのほうが年収も高いので不人気職種