#Excel 2013 (Ver.15) のデフォルトテーマを変更する
Excelは、テーマの変更はできるが、新規ファイルを作った時に適用されるいわゆる「デフォルトテーマ」の変更ができない。
いつも「Office」という「MS Pゴシック」という劣悪なフォントを使ったテーマで新規ファイルが作られる。
デフォルトのフォントは「オプション」から指定できる。ここでフォントを指定すると、セルのフォントだけではなく、数式バーや列番号、行番号もそのフォントで表示される。
しかし、ここでフォントを指定すると、新規ファイルには当然このフォントが指定される。
OSにプリインストールされていないフォントを指定した時には、書類を他のPCに渡した時に気持ち悪い。
ということはテーマの「本文のフォント」を自分が指定するフォントにして切り替えるしかない。
しかし新規ファイルを開くたびにテーマを切り替えるのが面倒だ。
ということでググってみた。
【参考】Word または Excel でテーマを変更して既定のテーマにする
ユーザー設定のテーマを空白のブックに適用し、Book.xltx という名前でテンプレートとして保存します。
となっています。
##どこにだよ!
とりあえず個人用のテンプレートフォルダーに保存してExcel再起動してみる。→失敗
そして再びググる。
【参考】Excelのちょい効き!ワザ - 新規作成されるファイルの書式をいろいろとカスタマイズするには
「%ProgramFiles%\Microsoft Office\Office14\XLSTART\Book.xltx]と入力して[保存]ボタンをクリックする。
とある。ふむふむ…しかしウチのはOffice15だ。Excelの保存ダイアログで「%ProgramFiles%\Microsoft Office\Office15\」を探してみる。
あるにはあったが、その中に「XLSTART」というフォルダーはない。仕方がないので「XLSTART」というフォルダーを作ってその中に保存…と思いきや「権限がないのでそこには保存できない」と怒られる。
しょうがなくデスクトップに保存し、エクスプローラーで移動してExcel再起動。→失敗
##もうググるのも面倒なんで自分で探す
で、見つけたのが**「C:\Program Files\Microsoft Office 15\root\office15\XLSTART」**
テーマ設定した「Book.xltx」をここに移動してExcel再起動。→やったね!成功!
##でもちょっと待て
これだとこのPCのユーザー全部に設定が反映されるんじゃないか?
まぁ、それでも良いんだけど、とりあえずもう一回探す。
するとこっちにもあった。
「C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\XLSTART」
ここに「Book.xltx」を移動してExcel再起動→成功!
##結論
1. 「オプション」の既定フォントに、数式バーや列番号、行番号で使いたいフォントを指定
2. シートで使うフォントはテーマで「本文のフォント」として設定
3. テーマ指定した空のブックを「Book.xltx」として「C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\XLSTART」に保存
4. めでたしめでたし
これで、「数式バーは等幅フォントで、セルはプロポーショナルフォント」という設定も可能になる。