はじめに
StoreKit configuration fileとはアプリ内課金をローカルでテストするときに必要なファイルである。
StoreKit configuration fileにはLocalとSyncedの2種類がある。この記事はその違いなどを記録する。
環境
macOS Ventura 13.4
Xcode 14.3.1
2つのStoreKit configuration file
StoreKit configuration fileには2種類ある。
Local
App Store Connectに登録されている情報と関係なく情報を編集できる。
Synced
App Store Connectに登録してある情報で出来ている。App Store Connectの方を変更したら手動でStoreKit configuration fileを更新させることが出来る。
SyncedのStoreKit configuration fileを編集することはできない。
Xcode 14 及びそれ以降で利用可能。
StoreKit configuration file作成時にできること
LocalかSyncedか選べる。Syncedにする場合はアプリ名なども指定する。
LocalとSynced間の変更
SyncedからLocalに変更できる。
Editor > Convert to Local StoreKit Configuration
LocalからSyncedに変更できない。Syncedを作りたいなら新しく作成する。
App Store Connectの最新状態を落としてくる
Syncedの場合はXcodeに「syncedボタン」があるので、それを押すとApp Store Connectの最新情報が落ちてくる。
手元のStoreKit Configuration fileの情報をApp Store Connectへ送るのではない。送る機能はなさそうである。そもそも、Syncedの場合は編集が出来ないので、App Store Connectへ送る機能はなくてもよい。
Local StoreKit Configuration fileの情報はApp Store Connectへ送れるか
送れない
SyncedからLocalへコピー
個別の情報はSyncedからLocalへコピペできる。通常のcontrol-click or 右クリック。
StoreKit configuration fileとターゲットをつなげるチェックボックス
Xcodeの右のエリアに表示される、ファイルとターゲットをつなげる設定は、OFFでよい
なぜこれを書いたのか
App Store Connect → 手元、が出来るという情報はあるが、
手元 → App Store Connectが出来るかどうかを書いている記事が見つからなかったので。