CentOS7にLAMP環境を構築して、1つのサーバーで複数ドメインのWEBサイトを構築することがあったのでその手順の備忘録
まずは環境の構築編
こちらにまとめなおしました。
こちらを参照してください。
https://qiita.com/salt_field/items/31acb1cbb707102e0702
#前提
今回は1つのサーバーに複数ドメインのWEBサイトを構築し、それぞれでwordpressを稼働させます。
また、すべてのドメインでSSL(https)を強制します。
今回使用するSSL証明書はLet's Encryptを使用します。
###メインドとかユーザーの情報
項目 | メインドメイン | バーチャルホスト |
---|---|---|
ドメイン | main.test.com | sub.test.com |
ユーザー | User1 | User2 |
パスワード | User1Pass | User2Pass |
DB | Main | Sub |
共通 | ||
rootのパスワード「rootpass」 |
※ユーザー名とパスワードはOS・DB・Wordpress全て同じものを使用したと仮定します。
※実際に構築する際は必要に応じて変更してください。
#環境
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CentOS7(7.3.1611)
apache(2.4.6)
mariaDB(10.1)
php(7.0.18)
#apacheの構築
##apacheのインストール
yum install httpd
##設定の変更
#ServerName www.example.com:80
↓
ServerName test.com:80 ← サーバー名を指定
Options Indexes FollowSymLinks
↓
Options Includes ExecCGI FollowSymLinks ← CGI,SSIの許可
AllowOverride None
↓
AllowOverride All ← .htaccessの許可
AddDefaultCharset UTF-8
↓
#AddDefaultCharset UTF-8 ← コメントアウト(文字化け対応)
#AddHandler cgi-script .cgi
↓
AddHandler cgi-script .cgi .pl ← CGIスクリプトに.plを追加
##ファイルの一覧を表示しないようにする
<Directory "/usr/share/httpd/icons">
Options MultiViews ← iconsディレクトリのファイル一覧を表示しないようにする
AllowOverride None
Require all granted
</Directory>
##テストページの削除
rm -f /etc/httpd/conf.d/welcome.conf
##Perlコマンドへ/usr/local/bin/perlでもアクセスできるようにする。
ln -s /usr/bin/perl /usr/local/bin/perl
##ユーザー作成時にpublic_htmlフォルダを自動で生成するようにする。
mkdir /etc/skel/public_html
chgrp apache /etc/skel/public_html
chmod 755 /etc/skel/public_html
##ユーザーを作成する
ユーザーを作成するが、SSHでログインできないようにする。
useradd -s /sbin/nologin 【ユーザー名】
passwd 【ユーザー名】
passwdコマンドの後に2回パスワードを聞かれるので入力する。
##メインドメインのドキュメントルート所有者を変更
chown user1 /var/www/html/
ひとまずここまで構築する
#PHPの構築
##yumリポジトリの追加
EPELとRemiリポジトリの追加
yum install epel-release
rpm -Uvh http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm
##PHP7.0のインストール
yum install --enablerepo=remi,remi-php70 php php-devel php-mbstring php-pdo php-gd php-pear php-mcrypt php-mysql php-mysqlnd
##PHPの設定変更
date.timezone = "Asia/Tokyo"
mbstring.language = Japanese
mbstring.internal_encoding = UTF-8
mbstring.http_input = UTF-8
mbstring.http_output = pass
mbstring.encoding_translation = On
mbstring.detect_order = auto
mbstring.substitute_charset = none
#MariaDBの構築
##mariadbのリポジトリを作成する。
ファイルの中身はこのリンクから作成できる。
https://downloads.mariadb.org/mariadb/repositories/
# MariaDB 10.1 CentOS repository list - created 2017-04-22 14:53 UTC
# http://downloads.mariadb.org/mariadb/repositories/
[mariadb]
name = MariaDB
baseurl = http://yum.mariadb.org/10.1/centos7-amd64
gpgkey=https://yum.mariadb.org/RPM-GPG-KEY-MariaDB
gpgcheck=1
##MariaDBをインストールする
sudo yum install MariaDB-server MariaDB-client
##文字コードをutf8に変更
[mysqld]
character-set-server=utf8
##初期セットアップ
サービスを開始する。
自動起動の設定をしないと起動しないので注意
# systemctl enable mariadb.service
# systemctl start mariadb.service
初期設定
最初は何も入力せずに「Enter」を押す。
それ以外はすべて「y」を入力する。
2回目の項目に関してはyのあとにパスワードを入力する
ここではrootpassとする。
今回はここまで、実際のインストールはまた次回