tl;dr
- 最大化ボタンの挙動をYosemite以前の動きに戻したい
- FullScreenER(SIMBL Plugin)を元にSwiftで書き直したものを作ってリリースした
前置き
Yosemiteを覚えているだろうか。もう4年も前のことになる。
あのときから我々はウィンドウの最大化ボタンを押す際にOptionKeyを押しっぱなしにしなくてはならないことを強いられてきました。


今回のお話は、フルスクリーンボタンを従来の+ボタンの動きに取り戻すお話です。
FullScreenERとは
FullScreenERはウィンドウの最大化ボタンの動きを従来の動きに戻し、Optionキー及びウィンドウ右側にあるフルスクリーンボタンを押すことで新旧2つの動作をウィンドウに与えるためのSIMBLプラグインです。
非常に使い勝手が良いのでずっと愛用してきたんですが、ウィンドウ最大化時にアニメーションが適用されることと、ウィンドウ右端になる最大化ボタンが個人的には気に入らず、これまでソースを変更して使ってきました。
そして時は流れ…Swiftがリリースされ早4年、そろそろSwiftを使ったSIMBLプラグインの作り方を学ぼうかなというタイミングでもあったので、FullScreenERを元にSwiftで同様の動きをするプラグインを作ることにしました。
WelcomeBack GreenPlusButton
というわけで、ある程度動作確認も完了したのでリリースしたいと思います。
とりあえず配布バイナリから。
https://github.com/salexkidd/WelcomeBackGreenPlusButton/releases/tag/1.3
インストール方法
- MySIMBLをインストールする(多分SIPモードにする必要あり)
- 上記のURLからダウンロードしたプラグインを放り込む
- 再起動/ログオフ または アプリケーションを再起動する
以上で適用されます。
問題点と注意点
- このソフトウェアはBSDライセンスとしてリリースしています。
- 気をつけて作ってはいるものの、まだバグがあるかもしれません。
- FullScreenERの作者に新たなリポジトリとして出して良いか聞いてはいるものの、変わる可能性もあるので公開中止になる場合もあります
- バグ等があればコメント欄か、@salexkidd までご連絡ください
XcodeやkeynoteなどのAppleが作ったソフトウェアの場合以下のようなエラーとともに適応されない場合があります。
Error loading /Library/Application Support/SIMBL/Plugins/WelcomeBackGreenPlusButton.bundle/Contents/MacOS/WelcomeBackGreenPlusButton: dlopen(/Library/Application Support/SIMBL/Plugins/WelcomeBackGreenPlusButton.bundle/Contents/MacOS/WelcomeBackGreenPlusButton, 265): no suitable image found. Did find:
/Library/Application Support/SIMBL/Plugins/WelcomeBackGreenPlusButton.bundle/Contents/MacOS/WelcomeBackGreenPlusButton: code signature in (/Library/Application Support/SIMBL/Plugins/WelcomeBackGreenPlusButton.bundle/Contents/MacOS/WelcomeBackGreenPlusButton) not valid for use in process using Library Validation: mapping process and mapped file (non-platform) have different Team IDs
/Library/Application Support/SIMBL/Plugins/WelcomeBackGreenPlusButton.bundle/Contents/MacOS/WelcomeBackGreenPlusButton: stat() failed with errno=1