Oracle Cloud Infrastructure 2024 Architect Associateに合格したので振り返り
最近、会社から資格取得要請がますます強まり、なんとか合格できました。他にもSnowflakeのプロジェクトに足を踏み入れていたこともあり、時間の捻出やモチベーション維持が大変でした。ひとまず一つの資格を取得できたことで会社からのプレッシャーは少し収まりをみせたので、覚えているうちに記事にかきます。
試験概要
- 試験名: Oracle Cloud Infrastructure 2024 Architect Associate
- 試験時間: 約90分
- 形式: 単一選択・複数選択問題
- 合格基準: 68%
- 受験料: 約42,000円
OCIアーキテクトアソシエイトは、Oracleのクラウドサービスを活用した基本設計・構築スキルを問う試験です。AWSやAzureなど他ベンダーと共通するクラウド概念も多いですが、OCI独自のサービス構成や用語があるため注意が必要でした。
受験のきっかけと背景
もともとAWS認定の初歩的な資格は持っていましたが、会社の方針でOCIの導入案件が増えそうとのことで、社内から強く取得を要請されました。さらに並行してSnowflakeの案件にも関わっていたため、正直なところ試験勉強に割ける時間もモチベーションも維持が難しかったです。ただ、今後マルチクラウド提案をする上でOCIの知見も重要になると判断し、試験対策に取り組むことにしました。
本当にプレッシャーかけるのやめてほしいですね。
学習教材と評価
結論から言うと、私が利用した「noteの一発合格問題集」だけで十分だと感じました。ただし、他の教材も試したので、そのメリット・デメリットをそれぞれ簡単にまとめます。
※特定の教材を貶めたり宣伝することを避けるため、あえてリンクの掲載は控えています。
あしからずご了承ください。
→2025/423訂正。合格につながった問題集のリンクを追加しました。ご参考になれば幸いです。
1. noteの一発合格問題集
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メリット
- 監修者がOCI資格を有する日本人エンジニアということもあり、日本語解説が丁寧。
- 公式ドキュメントへのリンクが全問題についているので、理解を深めながら学習可能。
- 実際の試験では、この問題集で見かけた問題ばかり出題されていたため、網羅性が高いと感じました。
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デメリット
- 価格が約5,000円とやや高め。
- 問題数はしっかりあるものの、もう少し安ければ…と思う場面も正直ありました。
2. UdemyのPractice Exams(英語版)
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メリット
- 出題問題の総数が多く、繰り返し解くことで演習量を確保できる。
- 日本語の解説がない分、英語力のブラッシュアップにもなるかも
- 価格は2,500円ほどと比較的安いセール時も多く、手を出しやすい。
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デメリット
- 2023以前のOCI試験範囲をタイトルだけ「2024」と変えて使い回しているのでは…?と思われる点がある。
- 今気がついたが、タイトルが2025になっている。(いま最新の試験は2024)
- Autonomous DBやOKE(Kubernetes)の問題が複数含まれており、2024で出題範囲外となった部分が出てくるため、学習の方向性にややズレを感じる。
- 日本語解説がないので、googleブラウザ翻訳などの手間が面倒に感じる。
3. Udemyの日本語模擬試験
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メリット
- 価格が2,500円ほどと安価で、費用を抑えたい人には向いている。
- 実際の試験に近い問題も含まれていたと感じる。
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デメリット
- 問題数が少なく、網羅性に不安がある。
- 解説や公式ドキュメントへのリンクがほとんどないため、深堀りしたい場合は追加で調べる必要がある。
- 結果的には「noteの一発合格問題集」で十分カバーできた内容が多かった印象。
試験勉強の流れ
私は上記教材を行ったり来たりしましたが、今から勉強するのであればおすすめの方法を記載します。
1.一通り解く
まずは「noteの一発合格問題集」を一気に解き、解説を読む。公式ドキュメントのリンクは読まない。
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OCIドキュメントをこまめに参照
問題集で分からない部分があったら、都度公式ドキュメントリンクに飛んで確認するサイクルを徹底。 -
必要に応じて実際にハンズオン
OCIにはAlways Free枠があるので、ComputeやStorageなどの基本サービスを自分で触りながら学習。試験問題と関連づけることで理解を定着。 -
試験直前の総復習
OCI特有の概念を再チェック。知識の特定につとめる。
覚えにくい用語や概念は、技術ブログに記事をかくのがおすすめです。
受験当日のポイント
- 自宅で受けられます(現時点でテストセンターではうけられない)
- ガイドのとおり、事前準備していれば問題なくうけられます。
- 特にひっかかるポイントはありませんでした。運転免許証を準備し、机の周りに何もおかない環境が必要です。
OCIの需要が高まっている現状では取得するメリットは大きいかもしれません。私のように他プロジェクトと並行して勉強するのは大変ですが、これからチャレンジする方の参考になれば幸いです。