LoginSignup
1
3

夢広がる!野望果てなし!Teachable Machine、Node-RED、Makeで、笑顔判定!

Last updated at Posted at 2023-08-26

大きなタイトルをつけましたが、超初心者(やっとTwitterXのハッシュタグをつけるのに慣れてきたレベル)のアラフィフおばさんが、自分が笑顔かどうか判定メッセージをラインで受け取るものを作りました。

笑顔 表紙.jpg

1. 今業務で、何が課題か

(1) 永遠の課題、笑顔

小売やホテルなど、接客業の方はご経験があると思います。
「笑顔でお客さまと接すことができるか。」
これはシンプルだけど奥が深い、おそらくどこの会社様もお困りと思われる(うちだけではない…と思いたい…)、接客業の永遠の課題と思います。
指導も、しづらいです。計算ミスや、巻き寿司の切り方の悪さが悪さなどなら指摘もしやすいですが、なぜか笑顔については「あなた、笑顔、できてませんよ」と従業員どうしも言いづらいものがあります。
今は、店の教育担当者が「はいっ、挨拶の練習です!笑顔を作りましょう!」と言って、研修を行ってくれています。

接客業でない方のために:
「笑う」や「笑顔」ができない人は、ほとんどいないと思います。
ですがそれを、どんな状況でも、とっさに、相手に伝わる笑顔で(お客さまは家族ではありません!はっきり笑顔でないと伝わりません!)、勤務時間中常時できるかと言われると、思うほど簡単ではないのです。
忙しいと、ついつい作業に集中してしまい、悪気なく真顔(=お客さまにとっては「不愛想」「怖い」「感じ悪い」となる)になるのです。

(2) 笑顔判定機は実用化されています

すでに笑顔判定機は実用化されいます。
弊社でも、「笑顔判定機」の導入を検討しています。
体温判定みたいに、その機械の前で笑うと「笑顔です」と教えてくれるものやつです。
他社さまでも、すでに活用されているところも多々あるようです。
ところが弊社だと、コスト的にもスペース的にも、導入できたとしてもおそらく1店舗1台がやっとと想定しています。
従業員入口当りに置くのでしょうが、そこを通るのは1日2回、出勤時と退勤時だけ。
実際に勤務開始となると、せっかく「笑顔です」と言われても、忘れてしまいそう…。
やっぱり笑顔は、「慣れ」と「トレーニング」。
しつこいぐらい、繰り返しやること。顔面筋肉痛になるぐらい頻度高く行うこと。
そうしないと、売場で笑顔はできないんですよ。

2. こんな「笑顔判定」が欲しい!作りました

(1) こんな、笑顔判定ができるものがほしい!

そこで、「笑顔判定機」といっても、
・ 売場とバックヤード(従業員しか入らないスペース)の境目のあちこちにあり、
・ 勤務中に誰でもすぐに使え、
・ 低コストで導入もランニングも済み、
・ 笑顔なら褒めて、私たち従業員のモチベーションを上げてくれるもの!
そんなものが欲しいと思っておりました。
もちろん、今回はその全ては無理ですが、第一歩を踏み出した感じです。

(2) できあがり

パソコンのカメラで笑うと(ここでは笑顔の写真を写しています)…
Node-REDの冒頭は前の写真が残っており、それを削除して再度撮影しています、すみません。

MakeからNode-REDへ 動画.gif

このように、「あなたは「真顔」です」とLINEが来ました!
(見づらいですが、最後に3時31分がピコッと出るのです!)

LINE動画 笑顔.gif

あれ、笑顔のお姉さんが「あなたは真顔です」と言われてしまった…

3. 作る過程

(1) 使ったもの

(2) 作る過程

① Teachable Machineに「笑顔」と「真顔」を学習させた
Teachable Machineをたちあげ、「画像プロジェクト」を選びます。
「クラス」とよばれる、判定で出したい名前をつけて、写真を撮ります。
1枚1枚アップロードより、ウェブカメラで一気に撮影すると早いです。
今回は、私の「笑顔」と「真顔」を覚えてもらいました。
そして「トレーニング」して、「モデルをエクスポート」で、この覚えたもののURL①を取得します。

image.png

②Node-REDで、以下のようにつなぎます。
ここでTeachable Machineをダブルクリックしてノードを開き、先ほどのTeachable MachineのURLをペタっとはります。
そしてこの情報をMakeに送るために、[http request]のノードに、MakeのURL(後で作ります)を入れます。

image.png

③Makeで、Node-REDからの情報を受け、LINEに送る
はじめにWebhookのアドレスに「?egao=笑顔」をつけて覚えてもらいます。このURL(?以前の、もとからあったURL)をNode-REDの[http request]のノードにはります。
LINEは、Send a Notificationを選び、お返事ではなくプッシュ通知型にしました。

image.png

完成です!

4. 完成までに、引っかかったポイント

(1) Teachable Machineを「ポーズプロジェクト」にしたら、Node-REDが動かなかった

 当初、ポーズプロジェクトを使って別のアイデアを実施しようと思いました。
 すると、Teachable Machineの中では上手くいったのですが、そのURLをNode-REDに入れると、以下のように途中でネットワークが切れてしまい、再度Node-REDが自動的に立ち上がる、となってしまいました。
一からやり直したり、再起動したりしたのですがどうにも直らず…。
そこで今回の「笑顔」にしたら、上手くいったのです。

(2) Teachable Machineの笑顔と、Node-REDに入れた後の笑顔判断が違う?

今回、笑顔の写真を「真顔」とLINEにきました。
Node-REDでも「真顔」とされているので、そこのつなぎ方は合っていると思います。
ところが、私がパソコンのカメラで笑顔で笑っても、やっぱり「真顔」とされます。
いや、私の笑顔を読ませたのですが…。
そこで、Teachable Machineに戻ってみると、笑顔は笑顔で判定するではありませんか。
これはどういうこと?
実用には、この辺も原因を探らないとなりません。

(3) Makeの、WebhookのURLが「Accepted」にならなかった

これも原因はわかりませんでした。①に記載した通り、当初別のTeachable Machineでやっていたので、混同したのかもしれません。
そこで、前回LINE Botを作った時の教訓、「エラーは原因を探るな!捨てろ!」を思い出し、最初からやり直したら、今度は「Accepted」してくれました。やり直しは大事ですね。

5. 野望果てなく・・・これからやりたいこと

このTeachable Machineの凄さを知ってから、やりたいことが次々と浮かびます。
夢を聞いてやってください。

(1) 姿勢判定をしたい!

個人的難易度★★

当初考えていた、姿勢判定。
教育担当者は人前で話すことも多く、立つ、歩く、は基本です。
今回、私たちの「立ち姿」の良し悪しをTeachable Machineで判定してもらおうと、同僚男女4人に協力いただき、横から立ち姿を「良い」「悪い」の2パターン読み込ませ、Teachable Machineでは判定も上手くいきました。
なぜNode-REDだとダメだったか、もう少し調べます。

(2) 「笑顔判定人」をバージョンアップさせたい!

個人的難易度★★★★

笑顔を作るにはトレーニング、トレーニングは回数。
ということで、受け取るLINEの「あなたは笑顔です」メッセージが、ポイントになったら面白くないですか!?
スマイルポイント。笑顔の練習をすればするほどポイントが貯まる…(その後、売場でできなければ意味ないですが…)
現在は、業務時間中の私用スマホは持ち込み禁止なので難しいのですが、楽しみながら、ゲーム感覚で笑顔トレーニングができるものがあると良いと思います。

(3) 動画をiPadから送りたい

個人的難易度★★★★★★?

今回、Teachable Machineの写真はパソコンから入れましたが、本当はiPadから写真を送れると使い勝手が飛躍的に向上します。
きっと方法はあるハズです。これも今後の宿題にしたいです。

6. おわりに

この記事を書く前に、今回の笑顔判定がLINEに来るところを上司に見てもらいました。
上司曰く、「すごっ!なにこれっ!」。
そうなのです、少しの技術を知ると、こんなにできそうだと思えることが増えるとは…。
こんなのもできそう、あんなのもやってみたい、と夢広がります。
忘れないよう、メモしておきます。いつかできる日が来ますように…。

最後までお読みいただきありがとうございました。

1
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
3