はじめに
年末から忙しかったせいでQiitaも滞り、どう再開しようか悩みどころであった。
加えて(というか今回はこちらが本題だけれど…)、最近うつになって医者から診断書をもらい、仕事を休んでいた。
原因としてなにか大きな出来事があったわけではなく、日々のささいなことの積み重ねだったと感じている。
まだ本調子なわけではないし波があるだろうとは思うのだけど、同じようにメンタルをやられた方々の記事を読んで、自分も今の感じ方を残してみようと思った。
同じように悩む人、未来の自分の役に立てば。
あまり深くは考えずにとりあえず書く。
考えられる要因
- 昨年秋ごろに新PJに参入し、年末から繁忙期。十分に案件理解をしていないままがむしゃらに業務にあたり、失敗体験が積み重なった
- 「なんでこんなにできないんだ」と自分を責めまくっていたのがはじまり
- 急に残業が増え、体と脳みそがついていかなかった
- 基礎体力不足&不眠で負のループ
- 繁忙期特有のひりついた雰囲気に適応できなかった(そういうモノだとも思えてなかった)
- なんなら雰囲気がピリピリしているのは自分のせいだとすら思っていた
- ご飯をちゃんと食べられなかった(不安感や胃痛で)
- 睡眠がとれなくなった(不安感や胃痛で…)
- 周りも忙しいのがわかっていたので、できないこと、わからないことを発言するのが怖かった
- ヘルプを出すことも気後れしてできず、やらなきゃとばかり思っていた
症状?苦しかったこと(上と重複するかも)
- 頭が回らなくてミスをしたり、先輩からのただの指摘も受け止められなくなる
- 心折れる
- ここにいてはいけないのでは、と思ってくる
- スキル不足の負い目や、細かなミスの申し訳なさで普通に話すことができなくなる
- 繁忙期でみんな忙しいのに、自分は何もできないし、足を引っ張っている…と辛くなる
- 過呼吸、ぼろぼろ涙が出るなどのうつっぽい症状がどんどん出てくる
- ミーティングで声を出せなくなる
- なかなか眠れず、夜中に何度も目が醒め、翌日も頭が回らなくてまたミスをするの繰り返し
- いよいよどうやって抜け出せば良いのかわからなくなる
- 生活がままならなくなる(食事、身だしなみ、風呂などなど)
- 逆流性食道炎で初めての胃カメラ
- 年齢的にも不調が増えていく体…
- 繁忙期を終えても業務が思ったようにできず、ミスや文章の改善を指摘されるだけでも自分を責める
- 吐き気、頭痛、嘔吐、過呼吸、涙が止まらないなどの不調
限界を感じて
- 総務関係の方に休職等の相談をしたところ、積極的に制度を紹介してくださった
- 「休めない」と自分を追い込んでいたのが、「休めるかも、休んだらまた変わるかも」と変化した
- 産業医やメンタルクリニックにお世話になった
- 専門家には大したことないと言われるかもと思って行ったのだが、医師からは1~3ヶ月の休養をすすめられ、「思っていたよりちゃんと鬱なんだな」とびっくりした(実際には日和ってそこまで休めなかった)
- なるべく罪悪感を感じない休み方、期間とかの相談にのってくれた
- 診断書をもらいお休みに入る
休み中にやったこと
- 1週間くらいはほとんど動けず、これからどうなるんだろうという漠然とした不安感があった
- とにかく寝る、友達や家族と話す、映画を見るなど、あまり悲観的にならないようにだけしていた
- 気の強いギャルの友達が多くて助かった
- 自分を甘やかす方法をいっぱい教えてもらって目からうろこだった
- 体調に波はあるもののご飯を吐かなくなってくる
- 「仕事ができない・何も能力を持っていない自分でも生きていて良いのだ」と思えるようになり、自責しなくなってきた
- 辛い、苦しいという感情を否定しないようになった
- セルフ・コンパッション(自分への思いやり)の本を読んで、ワークを実践してみた
- これは仕事復帰直後、息が詰まりそうになった時にさっそく役立った
- 今後も続ける
- ヤマシタトモコさんの「違国日記」という漫画をすすめてもらい読んだら刺さった
- いろいろ考えたけど言葉にすると薄くなってもったいない
- 日記をつけはじめた
これから意識すること
- 「仕事ができない」と一括りにしても、スキル不足・知識不足・案件理解不足・自分の気質によるものと分解できる
- 今後の取り組み次第では改善できるポイントがある
- 気質によるものは工夫するか、どうしようもなければ受け入れる(あきらめではない)
- いっしょくたに「仕事ができない」といっても、迷惑をかける存在、自分は不要な存在と考えないようにする
- 人生の中で仕事は大きい割合を占めるが、人生=仕事ではない
- 業務でのやりとりにおいて、つらいい・苦しいと感じても私が変とか悪ということではないので責めすぎない
- 辛いと思ったのは事実なので否定しなくて良い
- どうしても苦しいときはセルフコンパッション
さいごに
「違国日記」の登場人物の考え方に救われたのが大きかった。勧めてくれた人たちに感謝。実写映画が公開されたらぜったいに観にいきます。
また、すっぴん&死んだ魚の目でたどり着いた本屋で、セルフコンパッションの専門書に辿り着けたのが大きかった。
あと最近見たYouTubeで、お坊さんが「人生は一度きりだから、なんでも初めてだから。自分がどうなるかはやってみないとわからない」と仰っていたのが印象的で響いた。
…しんどい時こそ自分に必要なモノに巡り合うようにできてるのかな。
日記を書いていて「〜〜だった。〜〜である」ばかりで感情を書くのが下手くそなことにハッとしている。
自分は感情豊かな部類だと思っているけれど、それを整理してアウトプットできていないから心にストレスが蓄積されているのかも・・・?
自分の内面を上手く認識する訓練としても、セルフコンパッションのワークを続けながら、生活と仕事のバランスをとっていけるようになりたい。
エンジニアって専門的なスキルと、理性的な人々とのコミュニケーションの上に成り立っているから、自分に芯がないと揺らいでしまってむずかしい感じがする。
あと勉強するにもまずは健康な心身が必要。生活が崩れていると勉強に手がつかない。
リモートワークっていうのもあるかもしれない。上手いやり方を見つけていこう。
まだまだ波はあるだろうが、とりあえず生活と仕事をやっていこうと思う。
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※追記
こちらの記事について、思いのほか多くの方に見ていただけたようで大変驚いています!
同じように苦しい状況にいる方もいらっしゃるのかしら、と胸を痛めつつ、いいね・ストックなどは共感や応援のように感じられて心強いです。
想像通り、復帰したてはしんどいことが多いです。
でも心を壊すってこういうことなんだなと思います。元の自分ってどんな風だったかわからなくて、自分らしくいられなくなっていることを感じています。
仕事が楽しくてイキイキしていた時に戻りたい。コーディングしたい。
あと、これは書いておけば良かったなと後悔したんですけど、
長期療養って本当に効果があるのか?と疑っていましたが、私にはとても効果的でした
今もへこたれてはいますが、療養中に感じた「生きて良いんだ」というのが心の支えになっています。
だからギリギリな状態で迷っている方がいたら検討してみても良いかもしれません。
みなさんどうか無理せず、自分がのびのびと働けるところでスキルを活かせたら良いなと願っています。
心と体をいちばん大事にしてください。