はじめに
「自分が優秀だから会社で余裕や!」と思う人は読まないでください。本記事は、新卒でエンジニアになったが、特に技術力が高いわけではない人向けに書いています。ただし、前提としてエンジニアになるので 「技術力をあげる」 ことは言うまでもありません。エンジニアである限り、ある程度の技術力や基礎知識は持ち合わせていないと2年目以降、終わります。技術力や基礎力はあげつつもプラスアルファで新卒として会社でいかに活躍し、成長するかを新卒のエンジニアが感じたことを書いてみます。
前提:新卒というラベルはめっちゃ強い
新卒であることは、企業にとって大きな価値を持ちます。新卒に異常に過保護な会社もあるくらいです。特に新しいアイデアや最新の知識が求められるエンジニアリングの分野では、新卒者は新鮮な視点とポテンシャルをもたらす貴重な資源となります。このセクションでは、新卒としての特権とその戦略的利用方法について掘り下げていきます。
【前提1】会社にとっての新卒の価値でしかない。
新卒者は、会社の文化やプロセスにまだ染まっていないため、新しい考え方やイノベーションをもたらす可能性があります。また新人だからこそ、気づけることは多いです。例えば、
- 研修の時にこんなものがあったらよかった...
- 自分は教育してくれる先輩はこんなのが理想にだな...(先輩が良くも悪くも感じます)
- 研究で似たようなことをやって、その時にはこう解決した
この気づきは会社にとって宝です。アイデアの宝庫となっているあなたが発信したり、行動したりすることで次の新卒や同期にもいい刺激があり、さらに自分の成長できるチャンスとなるはずです。ただのチャンスです。行動しましょう。
では、実際に筆者は何をしたのかと言えば、、、
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新卒用の資料作成をした
ベンチャーなので教育リソースがそこまで多くないため、新卒視点での初学者用の教育リソースを作り出した。結果的に、エンジニアではあるが、マーケティングや事業開発部の人とも一緒に仕事をするようになった。 -
規約を作った
コード規約などドキュメントは正直、つまらないかもしれませんが、メインで動かすコードの整理やテストコードなどの動かし方など、根本的な構造や文法の勉強につながった。 -
新規事業立ち上げメンバーを新卒で作った
新卒が元気な会社はものすごく強いです。そんな会社ではないところに、他部署の新卒や新卒出身のメンバーで週一で集まり、社長に社内企業または子会社としてお金を出させるためのグループを作っています。これは特段、難しいことではありません。立ち上げてからが問題ですが、先輩との交流する機会にもなります。
【前提2】上司や経営層の視点からはまじで嬉しい。
経営層や上司は、新卒を会社の長期的な成長と繁栄の鍵と見なす傾向があります。そのため、新卒の意見や提案には重みがあり、それを積極的に表現することで、会社の方向性に影響を与えることも可能です。上記の僕自身の経験の「新規事業立ち上げメンバーを新卒で作った」というところにも繋がりますが、意外とこの動きに対して、経営者層(取締役層)は着眼しています。もしかしたら投資してもらえるかもしれません。動きさえすれば、ここまでのことを新卒でもできるんです。むしろ新卒だからこそ、そういった動きは喜ばれます。
懸念点としては先輩がそういったことを嫌がるかもしれません。大切に育てたいがために、シングルタスクにしたいとかそこまで実力があるように思わず、「まずは目先の仕事をやれ」と言われかねません。それはそれで一理です。でも、もし頑張りたいなら、目先の仕事もしっかりとこなしつつ積極的に行きましょう。
【前提3】自分の意見を伝える機会と方法を作り出すこと。
新卒としての立場を最大限に活用するためには、自分の意見をはっきりと、しかし尊敬と謙虚さを持って伝えることが重要です。意見を述べる際には、それが会社やチームの目標にどのように貢献するかを明確にすると、より受け入れられやすくなります。これで苦い顔や省くようなことをする上司がいるなら、そんな上司の下から逃げた方がましです。
新卒としての立場は、一過性のものですが、この初期段階での行動や意見は、将来のキャリアに大きな影響を与える可能性があります。この貴重な時期を最大限に活かし、自身のキャリアと会社の未来のために貢献することが重要です。
オフィスをフラフラするのうざい?
うざいわけではないようです。先輩も忙しいわけですし、自分だけが構う役になるのはきつい時があります。そのとき、普段から別の先輩とかともコミュニケーションをとっていれば、その先輩に聞きにいってもらえたり、開発している部分によっては、別の人に聞きにいってもらいやすいからだそうです。
また新卒がコミュニケーションの中にいることは全体としての雰囲気も柔らかくなり、よいことだよね。と言われました。
部長にもどうなのか聞いてみたら、技術力はまだまだだけど、その代わりのコミュニケーションコストをあえて払うことは、今後、会社にいる限り大事なことだから逆に続けてみてほしい。とも言われました。。
先輩も部長も優しいですね笑
ただ、仕事はしてね。と言われましたが、今のところ、障害も起こさず、納期も間に合ってるので許されてます!(顧客影響が出る範囲だけでもリリース自体は10本以上を半年でしているので、別に少ないわけでもなさそげです。)
最近、グミ配りしてみた
結構、僕、グミが好きでして...
そこで、フラフラしながら、「いります?」と先輩方の目の前に差し出してみました。まぁみんな喜び、続けているといつの間にか、「交換会」が始まっていたりします。これもコミュニケーションの始まりのひとつかもしれません。
仕事してないやん。と思うかもしれませんが、やる時にはしっかり仕事はします。ただ、人は何かを与えられるとお礼をしたくなるのサガです。グミくれたし、ちょっと丁寧に教えてやろう...なんてことは無意識に思ってくれるかもしれません。
先輩。僕最近、開発部の机を反時計回りにフラフラしているんですけど、正直どう思ってます?
仕事さえ、きちんとこなしていればいい。
は大前提です。
しかし、生産性や開発の速度を上げるためにも「コミュニケーションコスト」はかけていくべきだと思っています。フラフラするのがきつければ、先輩をご飯に誘ってみるでもいいかもしれません。今、リモートが流行っている中、テキストベースだけの会社だけdのコミュニケーションとプライベートの間のコミュニケーションレイヤーを作り出すことで、仕事は楽しくなるかもしれません。
あくまで会社は「人」でできています。開発している時の言語で喋るのとは違います。コミュニケーションにコストを払うことは新卒にとってかなりメリットがあります。リモートでも、毎日ちょっと雑談してみることなどを意識してみましょう!!!
最後に
ただ、前提が長い記事になりましたね...笑