私はVBユーザーなので、PythonでもGUIは完成を見ながら作成したいと思っておりました。
PytyonにはQtDesignerという素晴らしいものがあるのですが、それを使用するには一手間必要でした。怠け者の私は少しでも簡単にしたいので、その環境の構築方法を記載します。
環境は以下の通りです。
Windows10
Anaconda (Anacondaには,QtDesignerが入っています。)
Pycharm
#Anacondaのインストール
以下のサイトからAnacondaをダウンロードしてください。
バージョンが3.xと2.xのものがありますが、3.xをインストールしてください。
インストールexeがダウンロードされますので、深く考えずにインストールしてください。
わからない方は、いろいろなサイトでインストールは紹介されていますので、そちらを見てください。
#環境パスの設定
いろいろと便利なので環境パスの設定も通しておきましょう。
環境パスの通し方はいろいろなサイトで説明があるので、そちらを見てください。
#Pycharmのインストール
Pycharmをダウンロードしてインストールしてください。
無料版のCommunityをダウンロードしましょう。Professionalは有料です。
#QtDesignerの設定
ここからがミソです。
Qtdesignerで作成されるファイルはuiファイルです。しかし、uiファイルのままではPythonで使用できません。これをpyファイルに変換する必要があります。
いくつか方法はあるのですが、ここでは、PycharmのExternalToolsを使用して簡単に変換できるように設定します。
Pycharmで メニューのFile から Settingsを開き → tools → Exterminal Toolsを選択し、「+」をクリックして、下の画面の赤丸のところに下記の通り入力してください。
Name → pyuic5
Program → C:\Users\ユーザー名\Anaconda3\Library\bin\pyuic5.bat
Arguments → $FileDir$/$FileName$ -o $FileDir$/$FileNameWithoutExtension$.py
Workig directory → C:\Users\ユーザー名\Anaconda3\Library\bin
(ユーザー名はAnacondaが入っているフォルダのユーザー名を指定してください。)
#変換方法
QtDesignerで作成したuiファイルを自分のプロジェクトフォルダに保存します。
Pycharmのプロジェクトにuiファイルとして追加されます。でもこのままでは使用出来ません。
そこで、下記の作業をして、このファイルをpyファイルに変換します。
①Pycharmのファイルエクスプローラー(左側)でuiファイルを選択を右クリック → ②Exterminal tools → ③pyuic5をクリック
これで、Qtdesignerで作成したGUIをPythonで使用出来るファイル(pyファイル)に変換され、ファイルエクスプローラーに同じ名前のpyファイルができます。
pyファイルに変換した後は、PyQt5で検索すれば、その使用法が沢山でてきますので調べてみてください。
uiファイル(GUI)を直したい場合は、QtDesignerで直して、上書き保存をして、変換作業を行えばすぐに変更が反映されます。ちょっと便利です。
参考したサイト:https://blog.csdn.net/weixin_42646103/article/details/100919081
(中国のサイトです。)