2017年久しぶりにWordPressでサイトを作ることがあり、その際にしたことを記録がてら記事にする
色々な手法を比較調査し、最終的に行き着いたのはvccwでの環境構築だった。
なお、Windows10での開発記である。
比較した開発手法たち
ローカルにPHPとMySQLを入れる
本屋でパラパラと立ち読みしたけど未だにXAMPPが紹介されているんだなぁ。
Windowsって環境汚したくないし、即却下
Macだったとしてもローカルには入れたくないぞ、私は。
Dockerを使った開発環境の構築
Docker使って開発できればオシャレじゃない?と思い、まず調べてみるけどWordPressとあんまし相性が良くない。
PHPとMySQLのコンテナは別にするのがベターだし、メール送るとか色々考えるとめんどくさい。
調べた範囲内ではworkerというDockerベースの開発手法があるらしいが、一台Vagrantを噛ませた上にコンテナを作っていく仕組みらしい。
http://wckr.github.io/
ただ、Dockerベースはどうにもトライしている人が少ない感じがして、理由を察するに採用するメリットが薄いんだろうなということで却下。
VM(Virtual Box)を使った開発環境
仮想マシンを立ててその中にWordPressに必要なものを入れていく。
色々な参考記事も多いし、これがベストな選択かということで採用。
そのなかでもVCCWというVagrantのBoxを使うのが一番良さそうだと言うことで使ってみました
VCCWのメリット
- Virtual BoxとVagrantがあればすぐにWordPressが立ち上がる
- WordMoveというローカルと本番の同期を行えるツールが入ってる
ローカルから本番へのアップロードって今時どうやってるんかなということは今回やり始める前に気になっていたことであった。
どうもWordMoveで同期という記事が多く見かけ、VCCWならそれが入っているので使える。
(注)なお、本番サーバがないのでまだ試せていない。
仮想マシンの容量について
一番心配だったことは自分のマシンは残りのHDD容量が20GBぐらいしか残っていなく、仮想マシンがどれぐらいの容量を使うのだろうかということ。
なのでDockerの方が容量的に軽そうだしということもあり、最初にDockerベースの開発手法を調べていた。
結局のところ「Virtual Box」、「Vagrant」、「VCCW」を全部入れても3GBぐらいしか使わなかったので安心した。(Virtual Boxはもとから入っていたのだが…)
VCCW導入までの手順
Virtual Boxをインストールする
公式から最新版をインストールしましょう
https://www.virtualbox.org/
Vagrantをインストールする
公式から最新版をインストールしましょう
https://www.vagrantup.com/
Vagrant-hostsupdaterプラグインをインストールする
無いと辛いので入れましょう。
Windows10でユーザー名が日本語名の場合はここで要注意
普通にやると後々エラーが起きて、起動できないです。
* Unknown configuration section 'hostsupdater'.
なので、まずはvagrant用のデフォルトディレクトリを設定して上げる必要があります
コマンドプロンプト
mkdir c:\.vagrant.d
set VAGRANT_HOME=c:\.vagrant.d
↓永続化
setx VAGRANT_HOME "c:\.vagrant.d"
ディレクトリは例ですのでお好きなところにどうぞ。
上が終わったら
コマンドプロンプト
vagrant plugin install vagrant-hostsupdater
VCCWをGithubからcloneする
cd 好きなディレクトリ
git clone https://github.com/vccw-team/vccw.git my-wordpress
vagrant upする
さいごに
正直後半の方はいろいろな記事があるので、それを参考にしてという気持ちがあります。
ただ、vagrant-hostsupdaterというプラグインで2回ぐらいチクショーと思ったので、そこだけ言いたかった。
世の人々はMacで開発が多いだろうからこんなことにはぶち当たらないかと思いますが、Windowsでやる人も少なからずいるとは思うので…。
7年前以上前に触れてきてなかったWordPress開発ですが、VCCW便利~~という気持ちでいっぱいです。