Copilotの無料枠が上限に達したときや、より柔軟な表現でコミットメッセージを作成したいとき、ChatGPTにgit diffを渡してコミットメッセージを生成するのが便利です。ここではその手順を紹介します。
想定環境
- VSCode(またはターミナル)
- Git 管理されているプロジェクト
- ChatGPT Plus(GPT-4)
- Copilotは使わない
手順
1. ステージ済みの差分を取得
git diff --cached > diff.txt
--cached を付けることで git add 済みの変更だけを対象にします。
2. diff.txt を VSCode で開く
code diff.txt
3. ChatGPT に貼って依頼する
このdiffに対するコミットメッセージを conventional commits 形式で書いて
GPT-4 は文脈に応じた自然なメッセージや複数行の説明付きも返してくれます。
4. 生成されたメッセージでコミット
git commit -m "feat: OCR検証用の画像と出力結果を追加"
ワンライナー Tip(macOS)
git diff --cached | pbcopy
これで diff をそのままクリップボードにコピーできます。
この方法のメリット
- Copilotのチャット上限を気にしなくていい
- 日本語/英語の自由なトーンで出力可能
- Conventional Commits に柔軟に対応
- チームの文体に合わせた調整もしやすい
補足
- 差分が大きいと ChatGPT のトークン制限に引っかかることがあるため、git add -p などで対象を絞るのがおすすめ
- よく使う依頼文(プロンプト)を Notion やスニペットとして保存しておくと効率的
まとめ
ChatGPTはコミットメッセージ生成にも十分活用できます。
特に Copilot の無料枠を使い切った月の後半などには、git diff と ChatGPT を組み合わせたこの方法が実用的です。