Alibaba CloudのObject Strage Service(OSS)(※注)ではossutilというクライアントアプリが利用できます.
そんなに頻繁にセットアップすることがなくて,使うときにいつも調べてるのでまとめることにしました
(※注)AWSでいうS3みたいなサービス
ossutilのダウンロード
クイックスタート - ユーティリティ| Alibaba Cloud ドキュメントセンター
https://jp.alibabacloud.com/help/doc-detail/50452.htm
からローカルのプラットフォーム用のバイナリをダウンロードする
CentOS用だとこんな感じ
$ wget "http://gosspublic.alicdn.com/ossutil/1.4.2/ossutil64?spm=a21mg.p38356.a3.3.67682cd7ojregb" -O ossutil64
実行権限与えた後にパス通るディレクトリに移動しておく
$ chmod +x ossutil64
$ mv ossutil64 /usr/local/bin
ossutilを利用するユーザーの作成とアクセスキーとシークレットキーの生成
Alibaba CloudのWebコンソールから,Resource Access Management(RAM)サービスにアクセスして,既存ユーザまたは新規ユーザに対してAccessKeyの発行を行う
※新規ユーザーを作成する場合「プログラムによるアクセス」にチェックを入れてユーザーを作ると,アクセスキーが予め作成された状態でユーザーが作成されるようです.
ユーザーを作成したらOSSへのアクセスについて権限付与してください.
ossutilにアクセスキーとシークレットキーの設定を行う
ここではCentOS向けのossutil64について設定方法を記載します.
あらかじめアクセスする対象のバケットがあるリージョンのエンドポイントURLとアクセスキー,およびシークレットキーを調べておきます.
$ ossutil config
(中略)
Please enter language(CH/EN, default is:EN, the configuration will go into effect after the command successfully executed):EN
Please enter accessKeyID:(アクセスキー)
Please enter accessKeySecret:(シークレットキー)
Please enter stsToken:(空欄のままEnter)
Please enter endpoint:ap-northeast-1(東京リージョンの場合)
これにより,設定ファイルが~/.ossutilconfigに保存されます
下記のようにアクセスする対象のバケットがあるリージョンのエンドポイントURLとアクセスキー,およびシークレットキーを設定することもできます
$ ossutil64 config -e (バケットのエンドポイント) -i (アクセスキー) -k (シークレットキー)
ローカルからファイルのアップロードを行う
ローカルのhoge.txt をtestbucket/text/hoge.txtにアップロードします
$ ossutil64 cp hoge.txt oss://testbucket/text/hoge.txt
ディレクトリをアップロードする場合には,--recursiveオプションを追加します
$ ossutil64 cp hoge/ oss://testbucket/ --recursive
バケット内のファイル一覧を取得する
$ ossutil64 ls oss://testbucket