この投稿はKDDIテクノロジーアドベントカレンダーの12/9分の記事となります。
PyCharm2024.3からHuggingFaceとの連携機能が追加されたのですが日本語の記事があまり無かったため試しに触ってみました。
※本機能はPyCharm Professional限定機能のようでCommunityEditionを利用されている方は利用不可となります。
ご注意ください。
HuggingFace連携機能は大きく分けて3つあるようです。
Use Hugging Face models
Webブラウザを開くことなくHugging Face Hub上に公開されているモデルのサンプルコードをインポート可能です。
使い方は簡単です。
①Pythonエディタ上から右クリックすると「HTモデルの挿入」という項目が追加されているので押下してください。
②Hugging Face Hub上に公開されているモデルが表示されるためインポートしたいモデルを選択してください。
ただし、サンプルコードが貼り付けられるだけなのでパラメータチューニングやタスクの選択などが出来なかったためWebブラウザからコピペしたほうが今のところは良いかもしれません。
※画像のモデルのサンプルコードだと「text-generation」しか無いようでした。
View model and dataset cards
Webブラウザを開くことなくHugging Face Hub上に公開されているモデルのドキュメントを確認できる機能です。
具体的には以下画像の赤枠の部分にカーソルを合わせるとポップアップが表示されます。
エディタとWebブラウザを行ったり来たりすることが無くなるので個人的には実用的だと感じました。
Hugging Face tool window
Transformersを使うと一度ダウンロードしたモデルはローカルキャッシュに保存されますが、
ローカルキャッシュ上に保存されたモデルをPyCharm上から管理する機能です。
左下辺りにHuggingFaceのロゴが出来ているので押下すると下記画像のようなウィンドウが開きます。
各モデルを右クリックすると
・キャッシュから削除
・パスをクリップボードにコピー
することが可能です。
以上、3つの機能について是非皆様も活用してみてください。