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chmodを使わなくなるとすぐに忘れるので備忘録

Last updated at Posted at 2023-12-15

chmodとは

UNIXおよびLinuシステムで使用されるコマンドで、ファイルやディレクトリのアクセス権限を変更するために使用されます。
またchmodは「Change mode」の略で、ファイルやディレクトリの読み取り、書き込み、実行権限を設定または変更します。

基本的な使用方法

    chmod [オプション] [モード] [ファイル名]

モードの指定方法

モードは数値(絶対モード)または記号(記号モード)を使用して指定できます。

1. 数値モード

数値モードにおける権限設定

数値 所有者 (user) グループ (group) その他 (others) 権限の組み合わせ
7 読み取り (r) 書き込み (w) 実行 (x) 全権限
6 読み取り (r) 書き込み (w) - 読み書き
5 読み取り (r) - 実行 (x) 読み取りと実行
4 読み取り (r) - - 読み取りのみ
3 - 書き込み (w) 実行 (x) 書き込みと実行
2 - 書き込み (w) - 書き込みのみ
1 - - 実行 (x) 実行のみ
0 - - - 権限なし

具体例

  1. 所有者に全権限、グループとその他に読み取りと実行の権限を与える:

    chmod 755 ファイル名
    

    このコマンドは、所有者に読み取り(4)、書き込み(2)、実行(1)の権限を与え(合計7)、グループとその他には読み取り(4)と実行(1)の権限を与えます(合計5)。

  2. 所有者に読み取りと書き込みの権限のみを与え、グループとその他には権限を与えない:

    chmod 600 ファイル名
    

    この設定では、所有者に読み取り(4)と書き込み(2)の権限を与え(合計6)、グループとその他には権限を与えません(0)。

  3. 全ユーザーに読み取りの権限のみを与える:

    chmod 444 ファイル名
    

    このコマンドは、所有者、グループ、その他全員に読み取り権限(4)のみを与えます。

ご指摘ありがとうございます。chmod コマンドの記号モードに関する詳細も追加しましょう。

記号モード

記号モードでは、特定のユーザーグループに対して、権限を追加、削除、または設定することができます。

記号 対象者
u 所有者 (user)
g グループ (group)
o その他 (others)
a 全員 (all)
操作 説明
+ 権限を追加
- 権限を削除
= 権限を設定

記号モードの具体例

  1. 所有者に実行権限を追加する:

    chmod u+x ファイル名
    

    このコマンドは、所有者(u)に実行権限(x)を追加します。

  2. グループから書き込み権限を削除する:

    chmod g-w ファイル名
    

    この設定では、グループ(g)から書き込み権限(w)を削除します。

  3. 所有者とグループに読み取りと書き込みの権限を設定し、その他には権限を与えない:

    chmod ug=rw,o= ファイル名
    

    このコマンドは、所有者(u)とグループ(g)に読み取り(r)と書き込み(w)の権限を設定し、その他(o)には権限を与えません。

chmodの読み方

私はチェンジモードが一番しっくりきます。

  • チェンジ・モード
  • シー・エッチ・モード
  • チモド
  • チモッド
  • チェモド

参考

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