AR業界の皆さん初めまして。現在ENDROLLという会社で「Unityエンジニア」のインターンをしている阿部です!
今回のnotoでは、すでにARに関わりはあるが歴史は知らないという方などを対象に書かせていただきました。
※個人の主観部分もありますのでご了承の上お読みください。
※もし他にもオススメがある!って方は、こそっと教えて頂けると幸いです。
目次
1、ARとは何か
2、ARの誕生
3、1990年代 第一次ブーム
4、2010年 第二次ブーム
5、2018年 第三次ブーム
6、デバイスの進歩
このような流れで記事を書いていきたいと思います!
##1、ARとは何か
ARとは「Augmented Reality」の略で、一般的に「拡張現実」と訳されます。実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示することで、目の前にある世界を“仮想的に拡張する”というものです。テクノロジーとしてのインパクトは大きく、特に近年はスマホ向けサービスとして比較的簡単に実現できることもあり、日常生活の利便性を向上させ、新しい楽しみを生み出せる新機軸の技術として注目を集めています。(下記HP引用!)
##2、ARの誕生
ARの歴史は、我々が想像しているよりもずっと古いものです。1968年、アメリカの計算機科学者、アイバン・エドワード・サザランドが、最初のARであるヘッドマウントディスプレイシステム「The Sword of Damocles」を生み出しました。シースルーのヘッドマウントディスプレイを使用し、現実世界にコンピューターグラフィックスの画像を重ねて見せるといったシステムでしたが、当時の機器はとても大きくて重く、天井に繋いで支えないと装着できないほどでした。
どんなに便利なものだったとしてもこれで街中を歩きたくはないですよね笑
##3、1990年代 第一次ブーム到来
コロンビア大学でレーザープリンターの修理でトレーや部品が筐体の中がどのように入っているのかを、赤いCGで現実世界に表示させるという研究を行い、現実と仮想をオーバレイさせる研究が確立されまました。
ただ、この頃はプリンターのパーツを現実に映し出すことで「こんな感じにプリンターが直せますよ!」と教えるために、教育やメンテナンスといった方面で、ARの利用が想定されていました。
1990年代はある意味、ARの第1次ブームであり、中興の時代だったと言えるでしょう。
##4、2008年 第二次ブーム到来
ブームを起こした「セカイカメラ」
2000年代になり、スマートフォンが普及すると、一般的にもARの技術が活用されるようになりました。2008年に話題になった「セカイカメラ」も、ARの技術を用いたものです。スマートフォンを通して自分の立っている場所から景色を眺めると、町並みに情報が追加された映像が閲覧できました。「あの建物にはアパレルショップが入っている」「数十メートル先に行けばカフェがある」といった具合に、目の前に見えている景色に、ショップやランドマークのアイコンが表示されていたのです。
セカイカメラが2014年には全てのサービスを終了するなど、ブームは急速に鎮静化してしまった。
##5、2018年 第三次ブーム到来
「ポケモンGO」「SNOW」などの人気で関心が高まるAR
2016年に大流行した「Pokemon GO」は、ARを活用したゲームアプリケーションです。現実世界の地図上にポケモンが出現し、その場所まで歩いていくことで、ポケモンに遭遇することができます。ユーザーはスマートフォンを通して現実世界を閲覧し、いつもの通学路や公園にポケモンの姿を発見することができます。拡張現実の世界にいるポケモンにモンスターボールを投げ、捕獲することができるのです。
##6、ARデバイスの進歩
ARを研究していた技術者は、様々なデバイスを開発してきました。サザランドのヘッドマウントディスプレイシステムもARデバイスです。研究が進むにつれて、より軽く、より安価なデバイスが開発されました。「ウエアラブルデバイス」とは、ヘッドマウントディスプレイのように、体に装着するシステムのことを言います。グーグルグラスもウエアラブルデバイスです。
しかし、現代において活用されているARは、スマートフォンやタブレットを活用したものが多いのです。グーグルグラスも革新的なデバイスでしたが、それほど普及しませんでした。まだ、ウエアラブルデバイスを日常に装着するのが恥ずかしい、といった印象もあるのでしょう。スマートフォンなら、新しくデバイスを購入する必要もありません。世界的に多くの人々がスマートフォンを手にしている現代、スマートフォンを通して拡張現実の世界を見ることが、手軽に実現しました。
##まとめ
歴史的に様々なデバイスを開発してきたAR技術ですが、現代において、一番手軽な方法としてスマートフォンやタブレットが活用されています。しかし、技術的にはウエアラブルデバイスも、実用化されているのです。近いうちにどこかでブレイクスルーがおき、人々が当たり前のように、ウエアラブルデバイスを装着している、そんな時代が到来するのかも知れません。
####最後に
「私はARと共に心中する覚悟のもと今後もARと付き合っていきたいと思います。」
最後まで読んでいただきありがとうございます!