#はじめに
この記事はMagento Advent Calendar 2018の6日目です。
Web開発をするにあたって使うOSは様々ですが、その中でUbuntuを使う方も多いと思います。
今回は、Kindleで技術書を読みながら作業したいけど画面から目を離したくない、でもUbuntuにはKindleクライアントがない!という方向けにインストール手順を紹介します。
#手順
前述の通り、Kindle for PCにはWindowsかMacにしか対応していません。なので、Ubuntuでこれを使用するためにはWindowsエミュレータであるwine
をまずインストールする必要があります。
##wineのインストール
$ sudo add-apt-repository –y ppa:wine/wine-builds
wineのリポジトリを追加します。
$ sudo apt-get install wine-stable
wineの安定版をインストールします。winehq-stable
ではなくwine-stable
としなければならないようです。(私はこれで数時間ハマりました。)
執筆時(2018/12/6)現在ではwine-3.0が安定版です。
$ wine --version
wine-3.0 (Ubuntu 3.0-1ubuntu1)
しっかりとインストールできているかバージョンを確認しましょう。
無事に最新安定版がインストールできていることを確認できたら次は設定に移ります。
$ winecfg
でてきた画面からエミュレート環境をWindows8.1にします。
##Kindle for PCのインストール
こちらからKindle for PCをダウンロードします。
$ wine {ダウンロードしたディレクトリ}/kindle-for-pc-1-17-44183.exe
これで無事Kindle for PCが起動します。後は起動中のKindleアイコンを右クリックしてお気に入りに追加すれば、UbuntuパッケージのようにKindleを起動することができるようになります。
##おまけ
私はMagentoというECサイト構築パッケージでの開発をしていますが、その際参考にすることが多い本を紹介します。これらの書籍は物理的に重いのでKindle版が個人的にオススメです。
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Magento 2 Developer's Guide
Magentoに初めて触れる際におすすめの本です。セットアップからモジュールの作成まで網羅されています。Magentoの概観を理解する際大いに助けになります。 -
Magento 2 Cookbook
こちらも網羅的な内容になってますが、Developer's Guideよりコード内容が詳しくわかりやすく書いています。いざ自分でモジュールを作成するときなどに重宝します。
またMagentoはOSSなので開発者ガイドが非常に充実しています。これらの本と同時にこちらも参照するとよいでしょう。