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VirtualBoxをコマンド操作する場合に使いそうなコマンド一覧

Last updated at Posted at 2021-02-21

はじめに

先日VirtualBoxのコマンド操作する機会があったので、せっかくなので、使いそうなコマンドをまとめてみました。

コマンドの場所

VirtualBoxをコマンドで操作する場合はVBoxManageというコマンドで操作を行います。
Windowsの場合、以下にあるため、パスを切りましょう。

パス
C:\Program Files\Oracle\VirtualBox

参照系コマンド一覧

説明 コマンド
全ての仮想マシン一覧の表示 VBoxManage list vms
起動中の仮想マシン一覧の表示 VBoxManage list runningvms
仮想マシンの詳細表示 VBoxManage showvminfo [UUID or VM名]
仮想マシンのスナップショット一覧表示 VBoxManage snapshot [UUID or VM名] list
指定したスナップショットの仮想マシン詳細表示 VBoxManage snapshot [UUID or VM名] showvminfo [スナップショット名]

操作系コマンド一覧

説明 コマンド
仮想マシンの起動(GUIあり) VBoxManage startvm [UUID or VM名]
仮想マシンの起動(ボタン表示なし) VBoxManage startvm [UUID or VM名] --type sdl
仮想マシンの起動(GUIなし) VBoxManage startvm [UUID or VM名] --type headless
仮想マシンの起動(GUIなし変更可) VBoxManage startvm [UUID or VM名] --type separate
仮想マシンの電源オフ VBoxManage controlvm [UUID or VM名] poweroff
仮想マシンのACPIシャットダウン VBoxManage controlvm [UUID or VM名] acpipowerbutton
仮想マシンの再起動 VBoxManage controlvm [UUID or VM名] reset
仮想マシンのサスペンド VBoxManage controlvm [UUID or VM名] savestate
仮想マシンの一時停止 VBoxManage controlvm [UUID or VM名] pause
仮想マシンの再開 VBoxManage controlvm [UUID or VM名] resume
スナップショットの作成 VBoxManage snapshot [UUID or VM名] take [スナップショット名]
指定したスナップショットの削除 VBoxManage snapshot [UUID or VM名] delete [スナップショット名]
指定したスナップショット名の修正 VBoxManage snapshot [UUID or VM名] edit [スナップショット名] --name=[新しいスナップショット名]
直前のスナップショットへのリストア VBoxManage snapshot [UUID or VM名] restorecurrent
指定したスナップショットへのリストア VBoxManage snapshot [UUID or VM名] restore [スナップショット名]
ホストからゲストOSの操作 VBoxManage guestcontrol [UUID or VM名] run --exe "[コマンドフルパス]" --username [ゲストOSユーザ名] --password [ゲストOSパスワード]

※「仮想マシン起動(GUIあり)」は--type guiを指定した場合と同じ

仮想マシン起動オプションの違い

オプション無し、または--type guiの場合、GUIコンソール画面がある通常起動を行います。

--type headlessの場合、コンソール画面無しの状態で起動するので、GUIコンソール画面での操作を行わない仮想マシンを使う場合に便利です。

--type separateは起動後にGUIありかGUIなしかを変更できるタイプで、起動時はGUIコンソール画面がある状態で起動しますが、「仮想マシン」→「GUIをデタッチ」または「×」→「バックグラウンドで動作を継続」を選択することで、--type headlessと同様の状態となります。

尚、「GUIをデタッチ」または「バックグラウンドで動作を継続」の選択肢はセパレートで起動しないと表示されません。

--type sdlはウィンドウに仮想マシンの操作メニューが表示されない起動タイプとなりますが、GUIコンソールが表示されるウィンドウ以外にプロンプトが立ち上がるのと、Oracleのマニュアルにも説明が無いことから、開発用なのかと思われます。

以下通常起動した際の「仮想マシンを閉じる」操作一覧。
capture_21022021_123653.jpg

起動タイプをセパレートで起動した際の「仮想マシンを閉じる」操作一覧。
capture_21022021_123749.jpg

ホストからゲストOSの操作について

使う機会は限られると思いますが、VBoxManage guestcontrolコマンドを使用することで、ホスト側からゲストOSのコマンドを実行することができます。

但し、コマンドのフルパスを記載する必要があったり、コマンドのオプション指定ができなかったりするようなので、使う場合は注意して下さい。

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