はじめに
Windows
でもDocker
が使用できるDocker Desktop
が登場して久しいですが、以前はHyper-V
機能を使用しないといけないことからWindows 10 Home
では使用できなかったり、VirtualBox
等の仮想環境と共存できない等、色々と問題があり以前はインストールを断念した記憶があります。
ただ、最近はHyper-V
を有効化しなくてもよくなったことで、VirtualBox
等と共存ができるようになったようなので、Windows 10 Home 21H1
にDocker Desktop
とVirtualBox
、VMware Workstation Player
をインストールしたいと思います。
WSL2のインストール
GUIで設定、確認を行う場合は**[アプリと機能] → [オプション機能] → [Windows のその他の機能]**で表示される以下画面から確認できます。
上記の**[Windows のその他の機能]**から選択してインストールすることもできますが、以下インストールガイドの通り、PowerShell
からインストールしていきます。
手順はほぼ以下の通りです。
尚、PowerShell
は管理者権限で起動するようにしてください。
dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart
dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart
有効化が完了したら上記リンクの手順 4 - Linux カーネル更新プログラム パッケージをダウンロードするに記載されている通り、Linuxカーネル更新プログラムパッケージをインストールします。
上記まででWSL2
のインストールは完了していますが、再起動が必要となるため、再起動します。
再起動後、以下コマンドでWSL2
を既定のバージョンとするようにしておきます。
wsl --set-default-version 2
Docker Desktopインストール
以下のページを参考に、インストーラをダウンロード&インストールします。
仮想マシンの起動確認
VirtualBox
やVMware Workstation Player
で作成した仮想マシンが起動できるかを確認します。
問題なく起動して操作できればOKです。
おわりに
VirtualBox
等の仮想環境と共存できるようになったことからようやくLinux
機を別に準備しなくてもコンテナ開発ができるようになりました。
私のようにVirtualBox
等と共存ができないため躊躇していた方は、試してみることをお勧めします。