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iOSのB2Bアプリについて

Last updated at Posted at 2019-01-15

特殊用途(B2B)なiOSアプリの配信について、日本語でわかりやすく説明されたサイトが見つからなかったけれど、以下の英語ページがそれっぽかったので要訳して載せておきます。

https://developer.apple.com/business/custom-apps/
Distributing Custom Apps for Business

用語

Apple Business Manager
Apple Business Managerとはより抜粋
Apple Business Managerは、iOS、macOS、tvOSデバイスすべての導入を1つの場所から行える、IT管理者向けのシンプルなWebベースのポータルです。モバイルデバイス管理(MDM)ソリューションで使用する場合、デバイスのさまざまな設定値を設定し、Appやブックを購入したり配布したりすることができます。

App Store Connect
iOSアプリの申請やリリースを行うツール

Mobile Device Management
Apple Business Manager内の機能で、

概要

Apple Business Managerを使えば
・プライベートかつセキュアに配信できます。
・配信先は、特定のパートナー企業やユーザー、フランチャイズ先、従業員などを指定できます。

How it Works

App Store Connectの中で指定したユーザー(Businessesの訳のつもり。取引先、のような意味?)は、
Apple Business Managerの「Apps and Books」セクションの中でカスタムアプリを購入・取得することができます。
・価格は無料でも任意の価格帯にも設定出来ます。
・App Store Connectの中ではダウンロードできるユーザの指定や、リリース日を設定することが出来ます。

App Store Connect

・App Store Connectでは、64の国と地域にプライベート配信することが出来ます。
・アプリをアップロードし、審査と、「Custom App Distribution」オプションを選択してください。
・もしアプリにセンシティブな情報が含まれる場合は、審査用にサンプルデータとアカウント(authentication)を用意してください。
・税務情報と銀行口座情報の登録が完了していることを確認してください。
・配信前にベータテストを行う目的でテスターを招待することも出来ます。

App Store Connect: 非公開で企業へ App を配信する

Apple Business Manager

組織(Organizationの訳のつもり。ここだとカスタムアプリの配信先組織のこと?)はApple Businessに登録してApple Business Managerを使うことで購入や配信、自動配信が出来ます。
あなたが指定した組織はApple Business Managerの「Apps and Books」セクションからアプリの購入とMobile Device Managementをつかったシームレスなデバイスへの配信が出来ます。
あるいは、組織は償還コードを発行して任意のユーザにくばることでApp Storeからアプリをダウンロードさせることが出来ます。

Apple Business Managerの詳細

Creating Custom Apps

任意の組織用のカスタムアプリの作成では、あなたがソースコード保持し知的財産権所有することを許可します。
また、カスタムアプリは以下についても許可されます。
・会社ロゴやブランドなど独自(tailored)の見た目をもつこと。
・ビジネス用の特別な機能や操作フローを持つこと。
・ネットワーク(IT)環境用の特別な設定が求められること。
・センシティブなデータのためのセキュリティ機能が入っていること。
・パートナー企業、顧客、ディーラー、フランチャイズ先などへの特別な機能になっていること。
・従業員のための特殊な機能になっていること。

補足 以下に実際にやってみた流れを逐次更新します。

自社で開発した自社のクライアント専用アプリを配りたい場合。
通常だと、特殊機能のアプリは審査が通らない(と思われる)が、このフローを使えば可能そうです。

このフローを進める大まかな手順としては、
1.Apple Business Managerに登録する。

2.Apple Developer Programに登録する
がありますが、それぞれ独立したものです。

「Apple Business Manager」は、関係者に対してアプリ等を配るためのシステム。
「Apple Developer Program(Apple Store Connect)」は、アプリのアップロード・審査・リリースのためのプログラム(とそのシステムとしてのApple Store Connect)。

前者はアプリを利用する側用、後者はアプリを開発する側用、という感じですね。

1.Apple Business Managerに登録する。

https://help.apple.com/businessmanager/#/tes40577306d
を参考に以下から
https://business.apple.com/

D-U-N-S番号

申請途中で、会社のD-U-N-S番号というものが必要になります。
D-U-N-S番号とは、
東京商工リサーチより引用

全世界の多くの企業、政府が、データベース上で企業を識別する手段として採用している、世界標準の企業識別コードです。

とのこと。グローバルなもので、東京商工リサーチが日本分の管理を担当している感じ?
この番号の発行/照会は東京商工リサーチのサイトからも、Appleの登録フローからもできそうです。

申請後の流れ

1.申請して暫く(数時間〜数日?)すると記入した電話番号に対してAppleから確認の電話があります。
2.電話確認後、責任者宛に確認メールが届くのでその案内に沿って処理します。
3.https://business.apple.com/ にログインできるようになります。
 申請時の代表者アカウントでアカウントが作られるようですが、ここで他の人に対してアカウント追加もできます。(ただし、ドメインが同じメアドじゃないとだめっぽい)

2.Apple Developer Programに登録する (Apple Store Connectを使える様になる)

https://appstoreconnect.apple.com
から進んでApple Developer Programに登録します。
今回はアプリの配信なので、こちらに行き着きます↓。
https://developer.apple.com/jp/programs/

ここで登録するメールアドレスと「Apple Business Manager」のアカウントメールアドレスに関連があるのかはよくわかってないですが、別物でも良い気がします。

2019年1月15日次点:上記申請中。

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