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暗号化APFS環境で EFI Volume を消してしまった場合にどうするか

Last updated at Posted at 2017-10-10

これは、MacBookPro13inch with touchbarにLinuxがdd焼きされたUSBメモリを指して、そのメモリを初期化しようと思っていた矢先の話である。

前提として、macOS X 10.13 High Sierra かつ、暗号化APFS環境の話です。
FusionDriveの人は更に特殊なので、とっととGenius Barに持っていくこと!

やらかし

$ diskutil eraseVolume "Free Space" dummy disk0s1

はい注目、disk0です。理由理屈関係なくdisk0を対象にdiskutilでなにかしてはいけません!
ここで、diskutil listをつかって普通の構成を覗いてみましょう↓

$ diskutil list internal 
/dev/disk0 (internal): 
     #: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER 
     0: GUID_partition_scheme 121.3 GB disk0 
     1: EFI EFI 314.6 MB disk0s1 
     2: Apple_APFS Container disk2 120.9 GB disk0s2 

## https://beta.apple.com/sp/betaprogram/apfsfusion から引用

このようにdisk0s1EFIボリュームであることがわかりますが、先程消しました

この状況では、Macはおろかコンピュータは起動できなくなってしまいます(※出来る場合もある)

対応策

まず、以下全ての用意が済むまで、再起動はしないこと。なぜならば、シャットダウンしなければ問題にならないので。

再起動やkernel panicなどでcrashするまえにやること

  1. Time Machineでバックアップをします
  2. 必要なデータは更に手動でバックアップしておきます
  3. id_pubなど秘密鍵やキーチェーン、二段階認証系をなんとかバックアップします
  4. お気に入りなどをなんとかします

つまり消し去る前提でなんとかしましょう。。

以下を諦めましょう

  1. いまのパーティションを消さずに済ます
  2. 時間をかけずに復旧

ただし、rEFItとかで何とかする方法とか、ぼくの環境ではうまく動かなかったが、単純なリカバリモードでの再インストールでもうまくいく場合があります。

チャレンジ 1

Command+Rによるリカバリモードでの macOS High Sierra 再インストールは、うまく行きませんでした。
順調に進むのですが、再起動2回目あたりの、このエラーが出て止まってしまう。

スクリーンショット 2017-10-11 4.29.55.png

これ、ぐぐるとファイアウォール内だからダメとかあるので、テザリングしたりなど色々試しましたが、何やってもダメでした。

チャレンジ 2

Command+S起動のシングルモードでのfsck -fyですが、これもやったんですがAPFS暗号化環境では、行われないようで、ぐぐってもあんまり知見がなくAPFS用のコマンドも用意されるっぽいんですが、何れにしてもEFIボリュームは復活しなかった。

チャレンジ 3

Option+Command+Rによる最新バージョンをAppleサーバからとってくる方法の再インストールも、チャレンジ1と同じ画面が出てあぼーん。

チャレンジ 4

ついに諦め、フォーマットすることにした。とりあえずAPFSではmacOSが最新であれば最善なはずなので、Option+Command+R起動し、ターミナルを起動

メモしたりしてないので、とりあえずやったことを羅列する。意味がわからない人はやらないほうが身のためです。。

↓まずは、APFSコンテナを削除します。論理ボリューム?なので、これをするとJHFS+が生まれます…

$ diskutil apfs deleteContainer disk0s1

その生まれたボリュームも消します↓

$ diskutil eraseVolume "Free Space" dummy disk0s1

これをすると、disk0がスッキリ何もない状態になります。なるはず。

あとはAPFSボリュームをつくるだけ

そしたら、ボリュームを作るのはディスクユーティリティでもできるので、そっちに切り替えて、SSDに対して「消去」でAPFSを作って下さい。

もしTime Machineから復旧を考えていて、元々APFS暗号化を使っていた場合は、ここでAPFS暗号化でボリュームを作っておくのが良いです。

うまくボリュームが作れると、そのタイミングでEFIを作ってくれます。EFI REBORN!!

diskutil listで確認しても戻ってきています(実際の画面)
スクリーンショット 2017-10-11 4.43.11.png

Time Machine からの復元

さあリカバリモードの最初にもどって気合を入れて「Time Machineバックアップから復元」します。

が、復元基となるボリュームがAFP先のAirMacに繋がったUSB HDDであって、これが最初から出てこない。

↓ココに繋げたい
スクリーンショット 2017-10-11 4.45.34.png

↓出てこない
IMG_3091.JPG

この「その他のサーバ」は、URLで記入しろと言う。ここで、ターゲットのURLは afp://SkyTower.local/Time Capsuleだが、スペースを不正なURLだと判断する。

↓URLエンコードして、スペースを%20にしてやるとうまくいく
スクリーンショット 2017-10-11 4.49.05.png

そんで、username/passwd入れれば、きっと出てくるはず。

したら最新のバックアップをチョイスして、ディスクユーティリティでさっき作ったばっかりのAPFSボリュームに対して復元すれば…ッ!

EFI ボリュームは消しちゃダメ

未来の自分とのお約束だよ

# 参考リンク

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