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SLOGANAdvent Calendar 2017

Day 21

ユーザーストーリーマッピングをやってみた

Last updated at Posted at 2017-12-20

勉強会に行った時にユーザーストーリーマッピングというものを教えてもらったので、実践してみました。

ユーザーストーリーマッピングとは?

  • プロダクトの全体像の見える化をする時に便利
  • ユーザの行動や時間軸に対して、整理を行い、ストーリーを作る
  • 大きい要求「ex: 街を作るゲームが欲しい」等については、ユーザーストーリーマッピングを使ってストーリーを作ると良い

参照 : ユーザーストーリーマッピングをやってみました

全体の流れ

  1. 課題を決める
  2. ユーザーのタイプを決定する
  3. ユーザーのアクションを書き出す
  4. 改善ポイントや欲しい機能を書き出す
  5. 整理
  6. 最優先で作りたいものを決める
  7. プロダクトバックログに組み込む
スクリーンショット 2017-12-17 20.22.41.png

1. 課題を決める

今回は対象の場面とユーザを絞ることで目的と課題をわかりやすくするため、「就活の合同説明会に参加した企業人事の課題」にフォーカスします。

2. ユーザーのタイプを決定する

より具体的にユーザーの課題や行動がイメージできるように、簡単なユーザーのペルソナを作ります。今回は2タイプのユーザーを作り、より我々が課題を解決したいユーザーはどちらか、チーム内で決定し、1つのユーザータイプに絞りました。決定したユーザータイプを緑の付箋に書き出し、ホワイトボードの左端に貼り付けます。

3. ユーザーの行動を書き出す

ここから本格的に付箋とホワイトボードを使います。
「参加予定の学生を確認する」「プレゼンで自社の説明をする」「自社ブースに来てくれた学生の確認をする」等、合同説明会前後のユーザーのアクションを青い付箋に書き出し、時系列に並べます。複数のアクションが出たら、共通の目的に向かって行われているアクションをグループにまとめ、共通の目的を黄色い付箋に書き出し、メインアクションとしてアクションのグループの上にまとめます。

この時点で、黄色い付箋からユーザーの大まかな行動の流れ、青い付箋からユーザーの詳細な行動の流れがわかるようになります。

4. 改善ポイントや、欲しい機能を書き出す

ユーザーのアクション、メインアクションを見ながら、改善ポイントや欲しい機能の案を赤い付箋に書き出していきます。ユーザーの行動をイメージしながら、「この行動をしている時はこんな機能が欲しい」、「ユーザーはこんなことを考えるはず」というものをブレスト式で話していきましょう。

たくさんの機能案が書き出されたら、類似している付箋をグループとしてまとめ、さらに掘り下げていきます。

5. 最優先で作りたいものを決める

全ての付箋の機能を実装しようとすると、時間がいくらあっても足りなくなってしまうため、ここから最も必要な機能を決定していきます。「最初のリリースで達成したいこと」をMVP(Minimum Viable Product)*としてチームで決定し、ホワイトボードの左側に書き込みます。MVPが決まったら、赤い付箋を貼り付けているスペースの真ん中を横切る線を引き、MVPに必要な機能の付箋を線より上に、不要な機能の付箋を線より下に振り分けていきます。

時間に余裕があれば「次のリリースで達成したいこと」を繰り返し決定していきましょう。

6. プロダクトバックログに組み込む

ここまでの手順で必要になった機能、リリースをユーザーストーリーとして改めて定義し、プロダクトバックログに組み込みます。受け入れ条件等の詳細に関しては、ユーザーストーリーマッピング後に必要に応じて詰めていきましょう。

まとめ

今回のケースでは時間が限られていた関係上、対象ユーザーや場面をかなり絞り込んだ状態で実施しましたが、より広い視点でユーザーやプロダクトの課題を見つける方法には、絞り込みを緩くした状態からユーザーストーリーマッピングを行った方が良いと感じました。
みなさんの会社、現場の事例も共有してくれると嬉しいです。

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