LoginSignup
4

More than 5 years have passed since last update.

ユーザーストーリーマッピングをやってみた

Last updated at Posted at 2017-12-20

勉強会に行った時にユーザーストーリーマッピングというものを教えてもらったので、実践してみました。

ユーザーストーリーマッピングとは?

  • プロダクトの全体像の見える化をする時に便利
  • ユーザの行動や時間軸に対して、整理を行い、ストーリーを作る
  • 大きい要求「ex: 街を作るゲームが欲しい」等については、ユーザーストーリーマッピングを使ってストーリーを作ると良い

参照 : ユーザーストーリーマッピングをやってみました

全体の流れ

  1. 課題を決める
  2. ユーザーのタイプを決定する
  3. ユーザーのアクションを書き出す
  4. 改善ポイントや欲しい機能を書き出す
  5. 整理
  6. 最優先で作りたいものを決める
  7. プロダクトバックログに組み込む

スクリーンショット 2017-12-17 20.22.41.png

1. 課題を決める

今回は対象の場面とユーザを絞ることで目的と課題をわかりやすくするため、「就活の合同説明会に参加した企業人事の課題」にフォーカスします。

2. ユーザーのタイプを決定する

より具体的にユーザーの課題や行動がイメージできるように、簡単なユーザーのペルソナを作ります。今回は2タイプのユーザーを作り、より我々が課題を解決したいユーザーはどちらか、チーム内で決定し、1つのユーザータイプに絞りました。決定したユーザータイプを緑の付箋に書き出し、ホワイトボードの左端に貼り付けます。

3. ユーザーの行動を書き出す

ここから本格的に付箋とホワイトボードを使います。
「参加予定の学生を確認する」「プレゼンで自社の説明をする」「自社ブースに来てくれた学生の確認をする」等、合同説明会前後のユーザーのアクションを青い付箋に書き出し、時系列に並べます。複数のアクションが出たら、共通の目的に向かって行われているアクションをグループにまとめ、共通の目的を黄色い付箋に書き出し、メインアクションとしてアクションのグループの上にまとめます。

この時点で、黄色い付箋からユーザーの大まかな行動の流れ、青い付箋からユーザーの詳細な行動の流れがわかるようになります。

4. 改善ポイントや、欲しい機能を書き出す

ユーザーのアクション、メインアクションを見ながら、改善ポイントや欲しい機能の案を赤い付箋に書き出していきます。ユーザーの行動をイメージしながら、「この行動をしている時はこんな機能が欲しい」、「ユーザーはこんなことを考えるはず」というものをブレスト式で話していきましょう。

たくさんの機能案が書き出されたら、類似している付箋をグループとしてまとめ、さらに掘り下げていきます。

5. 最優先で作りたいものを決める

全ての付箋の機能を実装しようとすると、時間がいくらあっても足りなくなってしまうため、ここから最も必要な機能を決定していきます。「最初のリリースで達成したいこと」をMVP(Minimum Viable Product)*としてチームで決定し、ホワイトボードの左側に書き込みます。MVPが決まったら、赤い付箋を貼り付けているスペースの真ん中を横切る線を引き、MVPに必要な機能の付箋を線より上に、不要な機能の付箋を線より下に振り分けていきます。

時間に余裕があれば「次のリリースで達成したいこと」を繰り返し決定していきましょう。

6. プロダクトバックログに組み込む

ここまでの手順で必要になった機能、リリースをユーザーストーリーとして改めて定義し、プロダクトバックログに組み込みます。受け入れ条件等の詳細に関しては、ユーザーストーリーマッピング後に必要に応じて詰めていきましょう。

まとめ

今回のケースでは時間が限られていた関係上、対象ユーザーや場面をかなり絞り込んだ状態で実施しましたが、より広い視点でユーザーやプロダクトの課題を見つける方法には、絞り込みを緩くした状態からユーザーストーリーマッピングを行った方が良いと感じました。
みなさんの会社、現場の事例も共有してくれると嬉しいです。

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4