こちらは『キカガク Online』の記事を、Qiita向けに編集してお届けしています。
今回は、さぁこれから機械学習を勉強しようと思っている人に向けて、
どのプログラミング言語で学んでいくべきかをお伝えしたいと思います。
タイトルですでにバレていますが、私のオススメのプログラミング言語はずばりPythonです。
世の中に数多あるプログラミング言語の中で、なぜPythonを使うべきなのか。
今回はその理由を3つ紹介します!
1. 機械学習に使えるライブラリが豊富!
プログラミングというのは普通、ゼロから自分で書くことはめったにありません。
ではどうするかというと、世の中に公開されているライブラリやフレームワークを使って書くことが多いです。
例えば、Pythonを使ってWebサービスを作るときはDjango(ジャンゴ)というWebフレームワークを使って作ったりします。
機械学習も同じで、大抵はライブラリを使ってプログラミングしていきます。
メジャーなプログラミング言語にはだいたい機械学習のためのライブラリがありますが、
その中でもPythonの機械学習ライブラリが豊富さ・実績において抜きん出ているといえるでしょう。
いくつか関連するライブラリを上げますので興味があれば調べてみてください。
ライブラリ | 説明 |
---|---|
scikit-learn | たくさんの機械学習の手法を集めたライブラリ。 |
TensorFlow | Googleが開発しているディープラーニングのフレームワーク。 |
NumPy | 数値計算用ライブラリ。高速に計算でき、計算時間がシビアな機械学習に使われることが多い。 |
2. サービス公開まで一気通貫でできる!
機械学習だけだったり、研究用途だけであったりであればその他のプログラミング言語でも適切なものがあります(MATLABなど)。
Pythonがそれらの言語と違うのは、機械学習を使ったサービスの公開まで一気通貫にできるという点です。
PythonはWebの世界でも広く使われているため、
先ほど上げたDjangoを始めとしたWebフレームワークが多くあります。
こうしたWebフレームワークを使うことで、
機械学習を使ったサービスを世の中にいち早く公開できるメリットがあります。
3. 参考となる書籍・サイトが多数!
最後の理由は、Pythonで機械学習を勉強する上で参考となる書籍やサイトが豊富にあることです。
これから始める方にはこれが最も重要なポイントではないでしょうか。
同じくキカガクOnlineの運営を行っている@carat_yoshizakiが
機械学習初心者のためのオススメの参考書を紹介してくれているので、
こちらも参考にしてください。
【機械学習初心者向け】最初に抑えるべき30項目とオススメの参考書20選
おわりに
以上、これから機械学習を学ぶ人がPythonを使うべき3つの理由を紹介しました。
キカガクOnlineでも、これからPythonを使って機械学習の手法を紹介していく予定ですので、
ぜひいっしょに勉強していきましょう!
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