初めまして、レバウェル開発部の齋藤です。
今回自分は人見知りを克服した思考方法というテーマで記事を書こうと思います。
エンジニアなのに技術の話じゃないんかい!という意見もあるかと思いますが、興味を持っていただけたら幸いです。
自己紹介
改めまして、齋藤といいます。
自分は現在レバウェル開発部内で、チームのマネジメントをしています。
様々なエンジニアと交流する中で、「自分は人見知りで…」というような会話をよく聞くため、今回のテーマを選んでみました。
マネジメント領域でなくても、業務で関わる以前から関係性を持っておくことは、その後のスムーズな話し合いに役立つため、課題感を持つ人の助けになれば嬉しいです。
今でこそ初対面の人でも気にせず話しかけられるようになりましたが、学生時代や社会人なりたての頃は結構な人見知りでした。
仕事上必要なコミュニケーションは取りに行けますが、そういった「理由」が無い場合になかなか話を進めることができませんでした。
ただ人見知りを克服したいという気持ちは持っており、それを克服するためにどのような思考をしたかを今回書いていきます。
また、世間一般的な人見知り改善方法ではなく、あくまで個人で考えた内容ですので、全ての人の人見知りを解消するものでない事をご了承ください。
この記事について
この記事で扱う内容
・人見知りの定義
・原因分析
・分析の結果、どの様な行動をとったか
この記事では扱わない内容
・世間一般的な人見知りの改善方法
人見知りの定義
まずは人見知りの定義を改めて確認していきたいと思います。
人見知りとはWikipediaによると、「子供が知らない人を見て、恥ずかしがったり嫌がったりすることである」とあります。
「子供が」とありますが、自分も大人になっても自然に解消することは無かったですし、大人子供関わらず初対面でのコミュニケーションに苦手意識があるという事象に対して話を進めさせていただきます。
人見知りの原因を考える
当時の自分は、まず自分の中の人見知りの原因を探りました。
・自分から声をかけることができない
・何を話題にすればいいかわからない
こういった症状は自身のどのような感情から生み出されるのかを考えました。
「自分から声をかけることができない」という症状ですが、この行動に基づく自身の考えを探ったときに行き着いた答えは「相手に悪く思われたくない」という物でした。
相手に不快な思いをさせたく無い、おかしな人と思われたく無いなどといった恐怖の感情から、自分から動けない状態になっていたと思われます。
原因の詳細分析
「相手に悪く思われる」状態を具体的に考えると、下記のようになります。
・相手が不快に思うことを発言/行動する
ただこれは個人の主観が強い部分でもあり、明確な基準がありません。
都度相手に聞くわけにも行きませんので発想を転換させて、「自分が不快に思う発言」について考えてみます。
「自分が不快に思う発言」とは下記の様なものが想像できました。
・相手自身や相手の好きなものをけなす
・相手自身や相手の好きなものに対して暴言を吐く
・他にも政治や世界情勢、応援している野球チームなどセンシティブな内容は控えます
これらに気をつければ、少なくとも自分はどの様な話を振られても問題が無いと考えました。
何を話題にすればいいかわからないという部分も、この点を合わせて考えていけます。
自分が不快に思わない話題の中で、天気や食べ物、世間の流行などについて話をすれば良いかと思います。
今度はこの話を相手にした際に相手が取るリアクションについて考えていきます。
相手のリアクションについては大枠で下記の様なものが考えられます。
・好意的反応
・否定的反応、無反応
好意的反応が返ってきた場合、特に問題はありません。
そのまま話を続けていけば良いだけですね。
否定的反応/無反応の場合について、これはコミュニケーションが失敗したと考えられます。
ただしこの際に、自分が選択した話題について考えてみます。
否定的、センシティブな話題を避け、まずは取り留めない会話を振ったと考えましょう。
その際に相手が、そもそも否定や無反応であった場合、その人とは価値観が合っていない可能性が高いです。
価値観が合わない人の場合、初対面でなんとか会話を広げてもその後ズレが大きくなり、やがて交流しなくなる可能性が高いと思われます。
営業職の方が気難しい顧客に商品を購入してもらう様な場合であれば、根気強く別の方法を探さなければなりませんが、人見知りを解決したいという段階ではその様な高度な駆け引きは必要ありません。
上記から自分が不快に思わない話題を振り、回答してくれる人とだけ交流を続けていけば大きな価値観の相違もなく、無理のない範囲で交友関係を続けていける可能性が高いです。
当時は意識していませんでしたが、今回のように原因を掘り下げていく思考はロジカルシンキングやなぜなぜ分析のような思考法に近いかも知れませんね。
自分から話しかけない場合
本題からずれますが、自分から話しかけない場合についても考えてみます。
そもそも人見知りを克服したいというのは、相手とコミュニケーションをとり関係性を構築していきたいという気持ちの現れかと思います。
そのため、自分から話しかけないという選択肢は関係性構築を遅らせたり、場合によってはその機会を逃せば二度と交流しないといったことになるため、積極的に取る選択肢ではありません。
自分がその人と関係性構築をしたくないと考えた場合を除き、話しかけないという選択は良い結果を生むことはないでしょう。
自分がどうしたいかと、相手がどの様な人かを合わせて考えた結果
初対面の人との人間関係を広げる場合に、自分から会話を振りその結果反応してくれる人とはその後も交流が続き、反応を示さない人とは無理にその場での会話を広げても長い関係性は続けにくいということが推察できます。
このことから、まず会話を行うことで自分と相手の相性を測ることができ、仮にコミュニケーションがうまくいかなかった場合でも、その人とはいずれ疎遠になる可能性が高いという判断ができるでしょう。
また、初めのタイミングを逃すと、たとえ価値観が合う相手でも関係性構築が遅れたり、場合によっては二度とやり直す機会がなくなるといった事態も考えられます。
これらの思考から、あくまで自分の場合にはなりますが、上記の様な思考により人見知りを克服しました。
もしこの価値観に同意できると思い、人見知りに悩んでいる人がいらっしゃいましたら、ぜひ明日から積極的に話しかけに行ってみてくださいね。
明日はフロント、バック、インフラとフルスタックに技術研鑽をし、競プロも嗜む情熱エンジニアの記事になります!
[参考記事]
[人見知り]https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E8%A6%8B%E7%9F%A5%E3%82%8A
[なぜなぜ分析]https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%88%86%E6%9E%90