0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

JobScheduler 2.3.2 → 2.4.1 アップデート時のメモ

Posted at

概要

JobScheduler 2.4.1 アップデート時に対応した箇所のメモ。
※私が利用している環境における対応のメモです。
※導入時期や、利用している機能によって、必要な対応は異なります。

ローカル認証時のIdentity 修正

問題

アップデート後、shiroでのログインができなくなった。

対応

過去バージョン(恐らく 2.1.x 以前)より利用している場合、JS7ログイン時のローカル認証がshiro となっている。
この場合、事前に認証の切り替えを行ってからアップデートを行う。

Identity Service Type が JOC の場合は問題なし。
Identity Service Type が SHIRO の場合は、JOC認証を追加し、そちらに必要Rolle、Accountを追加。
JOC認証に切り替えたのち、SHIROの認証設定を削除する。

※既存のSHIROをJOCに修正すると、Rolles、Accounts は空になってしまうので注意。

【参考】管理者アカウントをroot以外に変更したい場合

Settings - JOC にて default_profile_account にてroot以外のアカウントに変更することで、該当アカウントに特権がつきます。
(Profile のメニュー項目が異なる)

LDAP認証でログインができなくなる

問題

openldapを使っての認証ができなくなった。

ver. 2.4.0 までは、LDAP認証ができることを確認
ver. 2.4.1 より、認証エラーとなる。※LDAP認証関連のメニューに変化あり。

この修正の影響と思われる
https://change.sos-berlin.com/browse/JOC-1342?src=confmacro

対応

パッチの適用で対応可能

パッチはこちらで提供されている
https://change.sos-berlin.com/browse/JOC-1382?src=confmacro

パッチの適用方法はこちらを参照
https://kb.sos-berlin.com/display/JS7/JS7+-+Patches+for+JOC+Cockpit

# 該当ディレクトリでパッチをダウンロード
cd /opt/sos-berlin.com/js7/joc/webapps/joc/WEB-INF/classes
curl -O https://download.sos-berlin.com/patches/patch-20221004-JOC-1382-2.4.1.jar

# ファイルを展開し、サービス再起動
unzip patch-20221004-JOC-1382-2.4.1.jar
sudo systemctl restart joc

rm patch-20221004-JOC-1382-2.4.1.jar

この対応でLDAP認証ができるようになったことを確認

こちらは2.5.0 で修正されます。

Notification スキーマ差し替え(docker版のみ)

問題

Notification の設定にて、TimeZoneの設定が表示されない。

対応

docker版jocは、マウント先を再作成しない限り、スキーマファイルの更新が行われない。
この影響で、docker版でアップデートをした場合、NotificationのMessage-TimeZoneメニューが表示されない。
対策として、手動での差し替えが必要。
https://kb.sos-berlin.com/display/JS7/JS7+-+Notification+XSD+Schema+file+not+found

上記サイトより、Notification_configuration_v1.0.xsd をダウンロードし、JETTY_BASE/resources/joc/xsd/notification/Notification_configuration_v1.0.xsdを上書きします。

こちらの記事で構築した場合は、下記ファイルを上書きしてください。
JS7® JobScheduler docker-compose で起動(MySQL版)
JS7® JobScheduler docker-compose で起動(PostgreSQL版)
js7-joc-primary-config/xsd/notification/Notification_configuration_v1.0.xsd

上書き後、Notificationメニューを開き直すとTimeZoneが選べるようになります。
(サービス再起動もなく、既存の設定のまま、メニュー変更が反映された)

※2.4.1 で新規セットアップの場合は不要

※通常のセットアップ環境では、アンインストール、インストールのタイミングで更新されます。

Notification TimeZone設定

問題

Slack通知で時刻表記が崩れる。うまくJST表示にならない。

対応

Notification にTimeZone設定が追加されたことによるよる影響。
※通知に利用されるモニター変数の時刻の表記が変更された。

対象モニター変数
${MON_O_START_TIME},${MON_O_END_TIME},${MON_OS_START_TIME},${MON_OS_END_TIME}

  • ver. 2.3まで 2022-10-16T15:04:45 UTC固定
  • ver. 2.4以降 2022-10-16T15:13:45+0900 TimeZoneを含めた表記となった

メール、Slack通知を行っている場合は、必要に応じて修正を行う。
※こちらの記事を、ver. 2.4以降にも対応しました。
JS7® JobScheduler メール通知設定
JS7® JobScheduler Slack通知設定

Time elapsed が表示されない

問題

モニター変数${MON_O_TIME_ELAPSED}, ${MON_OS_TIME_ELAPSED} が表示されなくなった。(TimeZone修正の影響?)

対応(保留)

影響は軽微であるため、そのまま保留。

Notification Error通知について

問題

Workflowにて、Failパーツを利用した場合は、type ERROR の場合でも、Success で通知が飛ぶ
type WARNING、SUCCESS の場合は問題なし

対応

ObjectFragments でデフォルトのanyの設定を修正する。
ObjectFragments - Workflows - WorkflowJob の設定が入っている場合、WorkflowJob を削除することで、意図したとおりの通知が飛ぶようになった。

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?