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JobScheduler 2.3.2 → 2.4.1 アップデート時のメモ

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概要

JobScheduler 2.4.1 アップデート時に対応した箇所のメモ。
※私が利用している環境における対応のメモです。
※導入時期や、利用している機能によって、必要な対応は異なります。

ローカル認証時のIdentity 修正

問題

アップデート後、shiroでのログインができなくなった。

対応

過去バージョン(恐らく 2.1.x 以前)より利用している場合、JS7ログイン時のローカル認証がshiro となっている。
この場合、事前に認証の切り替えを行ってからアップデートを行う。

Identity Service Type が JOC の場合は問題なし。
Identity Service Type が SHIRO の場合は、JOC認証を追加し、そちらに必要Rolle、Accountを追加。
JOC認証に切り替えたのち、SHIROの認証設定を削除する。

※既存のSHIROをJOCに修正すると、Rolles、Accounts は空になってしまうので注意。

【参考】管理者アカウントをroot以外に変更したい場合

Settings - JOC にて default_profile_account にてroot以外のアカウントに変更することで、該当アカウントに特権がつきます。
(Profile のメニュー項目が異なる)

LDAP認証でログインができなくなる

問題

openldapを使っての認証ができなくなった。

ver. 2.4.0 までは、LDAP認証ができることを確認
ver. 2.4.1 より、認証エラーとなる。※LDAP認証関連のメニューに変化あり。

この修正の影響と思われる
https://change.sos-berlin.com/browse/JOC-1342?src=confmacro

対応

パッチの適用で対応可能

パッチはこちらで提供されている
https://change.sos-berlin.com/browse/JOC-1382?src=confmacro

パッチの適用方法はこちらを参照
https://kb.sos-berlin.com/display/JS7/JS7+-+Patches+for+JOC+Cockpit

# 該当ディレクトリでパッチをダウンロード
cd /opt/sos-berlin.com/js7/joc/webapps/joc/WEB-INF/classes
curl -O https://download.sos-berlin.com/patches/patch-20221004-JOC-1382-2.4.1.jar

# ファイルを展開し、サービス再起動
unzip patch-20221004-JOC-1382-2.4.1.jar
sudo systemctl restart joc

rm patch-20221004-JOC-1382-2.4.1.jar

この対応でLDAP認証ができるようになったことを確認

こちらは2.5.0 で修正されます。

Notification スキーマ差し替え(docker版のみ)

問題

Notification の設定にて、TimeZoneの設定が表示されない。

対応

docker版jocは、マウント先を再作成しない限り、スキーマファイルの更新が行われない。
この影響で、docker版でアップデートをした場合、NotificationのMessage-TimeZoneメニューが表示されない。
対策として、手動での差し替えが必要。
https://kb.sos-berlin.com/display/JS7/JS7+-+Notification+XSD+Schema+file+not+found

上記サイトより、Notification_configuration_v1.0.xsd をダウンロードし、JETTY_BASE/resources/joc/xsd/notification/Notification_configuration_v1.0.xsdを上書きします。

こちらの記事で構築した場合は、下記ファイルを上書きしてください。
JS7® JobScheduler docker-compose で起動(MySQL版)
JS7® JobScheduler docker-compose で起動(PostgreSQL版)
js7-joc-primary-config/xsd/notification/Notification_configuration_v1.0.xsd

上書き後、Notificationメニューを開き直すとTimeZoneが選べるようになります。
(サービス再起動もなく、既存の設定のまま、メニュー変更が反映された)

※2.4.1 で新規セットアップの場合は不要

※通常のセットアップ環境では、アンインストール、インストールのタイミングで更新されます。

Notification TimeZone設定

問題

Slack通知で時刻表記が崩れる。うまくJST表示にならない。

対応

Notification にTimeZone設定が追加されたことによるよる影響。
※通知に利用されるモニター変数の時刻の表記が変更された。

対象モニター変数
${MON_O_START_TIME},${MON_O_END_TIME},${MON_OS_START_TIME},${MON_OS_END_TIME}

  • ver. 2.3まで 2022-10-16T15:04:45 UTC固定
  • ver. 2.4以降 2022-10-16T15:13:45+0900 TimeZoneを含めた表記となった

メール、Slack通知を行っている場合は、必要に応じて修正を行う。
※こちらの記事を、ver. 2.4以降にも対応しました。
JS7® JobScheduler メール通知設定
JS7® JobScheduler Slack通知設定

Time elapsed が表示されない

問題

モニター変数${MON_O_TIME_ELAPSED}, ${MON_OS_TIME_ELAPSED} が表示されなくなった。(TimeZone修正の影響?)

対応(保留)

影響は軽微であるため、そのまま保留。

Notification Error通知について

問題

Workflowにて、Failパーツを利用した場合は、type ERROR の場合でも、Success で通知が飛ぶ
type WARNING、SUCCESS の場合は問題なし

対応

ObjectFragments でデフォルトのanyの設定を修正する。
ObjectFragments - Workflows - WorkflowJob の設定が入っている場合、WorkflowJob を削除することで、意図したとおりの通知が飛ぶようになった。

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