HerokuでCloud Natural Language APIを使う

目的

Cloud Natural Language API をHerokuで利用したい

課題

APIを利用するためには、Googleの認証が必要です。認証の際に、サービスアカウントキーの指定が必要ですが、認証キーはファイル形式でしか取得できません。Herokuは、ファイルをアップロードすることができないため、そのままでは認証できません。ファイル形式ではなく、JSONのテキストのまま読み込む必要があります。

解決方法

ENV['GOOGLE_CLOUD_KEYFILE_JSON']を使う。
GOOGLE_CLOUD_KEYFILE_JSONは、ファイルオープンせずにJSONのテキストをそのまま読み込みます。

設定方法

heroku config:set GOOGLE_CLOUD_KEYFILE_JSON="$(< ./keyfile.json)"

※ keyfile.jsonは、サービスアカウントキーファイルです。サービスアカウントを作成するとダウンロードされるファイルです。実際のファイル名は、[project_name].json

実行

環境変数が設定されていれば、Google::Cloud::Languageに設定を渡す必要はありません。

require "google/cloud/language"

language = Google::Cloud::Language.new

content = "Star Wars is a great movie. The Death Star is fearsome."
document = language.document content
annotation = document.annotate

annotation.entities.count #=> 3
annotation.sentiment.score #=> 0.10000000149011612
annotation.sentiment.magnitude #=> 1.100000023841858
annotation.sentences.count #=> 2
annotation.tokens.count #=> 13

引用元：　https://github.com/GoogleCloudPlatform/google-cloud-ruby/tree/master/google-cloud-language

Tips

Heroku以外でファイルが置ける場合は、環境変数GOOGLE_CLOUD_KEYFILE=/path/to/keyfile.jsonのほうがオススメです。

参考