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Windows 環境での自分の Vim 環境の立ち上げ方 (2018/12 版)

Last updated at Posted at 2018-12-17

この記事は Vim Advent Calendar 2018 の 18 日目の記事です。

昨日は、 dohq さんの WindowsでVimのビルドしてみようか! でした。
VimConf2018 の動画を見て、自分もビルドしたかったのでとてもタイムリーでした。

関係あるのかないのか、このページでは Windows 環境で新規に Vim をセットアップする話をします。

Goal

自分が Windows な環境に新しく Vim をセットアップするケースでのやり方をまとめます。
この方法以外にも色々な方法がありますが、以下の点で良いと考えています。

  • 新しい Windows 環境に簡単に自分の Vim を立ち上げれる
  • (netupvim により) 簡単に vim/vim-win32-installer 版の最新の Vim に追従できる

やり方

netupvim をインストールして vim/vim-win32-installer 版の Vim をインストールする

netupvim は Windows 用の Vim (香り屋版) をネットワーク経由で更新、修復、もしく はインストールするためのプログラムです。
https://github.com/koron/netupvim

netupvim は、 Vim (香り屋版) をインストール/更新するためのプログラムですが、設定によっては vim/vim-win32-installer 版 をインストール/更新することができます。
netupvim を使ってうれしい部分は、簡単に最新版に追従出来る事です。

以下からダウンロードして、適当なディレクトリに解凍してください。

この状態で UPDATE.bat を実行すると、カレントに Vim (香り屋版) がインストールされますが、今回は vim/vim-win32-installer 版 が使いたいので以下を実行して netupvim.ini を作成してから実行します。

$ echo source = "vim.org" > netupvim.ini

この状態で UPDATE.bat を実行すると vim/vim-win32-installer 版 がダウンロードされます。
初回の UPDATE.bat 実行後は、再度 UPDATE.bat を実行することでその時点で最新の vim/vim-win32-installer 版 に更新することができます。

vimrc / gvimrc を置く

github.com から自分の vimrc / gvimrc を落としてきてそれらしい場所に置きます。

:help vimrc によると MS-Windows は以下のいずれかに置く必要があることがわかります。
自分は後述の volt が $HOME/vimfiles 以下を使うので $HOME/vimfiles/vimrc に置いています。

  • $HOME/_vimrc
  • $HOME/vimfiles/vimrc
  • $VIM/_vimrc

なお、 $HOME$VIM がどこか分からない場合は、 vim / gvim から以下を入力すると確認できます。

:echo $VIM

volt でプラグインをインストールする

volt は Go で作成された Vim8 用のプラグインマネージャです。
色々な機能がありますが、ここでは新しい環境にプラグインをインストールするために使います。
以下からダウンロードできます。

解凍して PATH の通る場所に置いた後は、以下を実行して自分が使用するプラグインをインストールします。
例えば自分の場合は、以下を実行します。
fatih/vim-go をインストールする時は管理者権限が必要なので注意が必要です。

volt get tpope/vim-fugitive
volt get itchyny/lightline.vim
volt get hotchpotch/perldoc-vim
volt get fatih/vim-go
volt get ctrlpvim/ctrlp.vim
volt get sago35/mark.vim
volt get sago35/molokai
volt get sago35/yankrev.vim
volt get cocopon/vaffle.vim
volt get vim-jp/vimdoc-ja
volt get prabirshrestha/async.vim
volt get prabirshrestha/vim-lsp

まとめ

ということで、 Windows 環境での自分の Vim 環境の立ち上げ方 (2018/12 版) を書きました。
Windows な人は参考になる場合もあるかもしれません。

おまけ

↑ で色々書いていますが、実際はコマンドラインのみにしたいので以下のやり方で実施しています。
Go 1.9 or later の環境があることが前提となるので、該当している場合はこちらの方が良いかもしれません。

$ go get -u -v github.com/koron/netupvim
$ go get -u -v github.com/vim-volt/volt
$ go get -u -v github.com/mattn/sudo

上記をインストールした後、 Vim をインストールしたいフォルダを作ってそこから以下を実行します。
netupvim を実行すると、カレントフォルダに Vim が展開されます。
fatih/vim-go を実行する時は、 sudo を忘れずに。

$ echo source = "vim.org" > netupvim.ini
$ netupvim
$ volt get tpope/vim-fugitive
$ volt get itchyny/lightline.vim
$ volt get hotchpotch/perldoc-vim
$ volt get ctrlpvim/ctrlp.vim
$ volt get sago35/mark.vim
$ volt get sago35/molokai
$ volt get sago35/yankrev.vim
$ volt get cocopon/vaffle.vim
$ volt get vim-jp/vimdoc-ja
$ sudo volt get fatih/vim-go

Vim を更新する時は以下を実行します。

$ netupvim

コマンドラインで完結するので、 batch なりで自分のセットアップスクリプトを書いておくと便利です。

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