はじめに
10月2日 Alibaba Cloud 主催のAIハンズオンセッションに参加してきました。
参加者はエンジニア問わずAIやCloud技術に関心のある20人ほどでした。
クラスルーム形式で、久しぶりの学校感が懐かしかったです。
ハンズオンの題材は「カスタマーサクセス業務を代行するRAGアプリ構築」というエンジニアでもそうでない方でも親しみやすい非常に良い題材でした。
Alibaba Cloud Model Studioを動かしてみる
こちらのURLよりModel Studioを起動してみます。
先ずは利用するモデルを選定します。
ここで非常に便利なのが、Playground!!
ひとつの画面で複数のモデルの出力の違いを確認することができます。
言語を変えたり質問の内容や難易度を変えて、どのモデルが最適か確認してみます。
個人的にAlibaba Cloudのコンソール画面が非常に見やすいことに感動しました。
外部データ更新
一般的にLLMモデルでは事前に学習したデータソース以上の情報を回答することができません。
例えば今回のカスタマーサクセスのお題で言うと、「iPhone16」は最新機種にあたり、学習時点でまだ情報が公開されていないため、回答出来ないという問題があります。
このような時にRAGは有効であり、外部データベースにファイルを格納します。
ステップは非常に簡単です。
- Data Managementからファイルをアップロードする
- Data Application > Knowledge Base Indexから検索や分析を可能にするために、ファイルをベクトル形式で保存する
RAGアプリを動かしてみよう!
もう完成ですw
早速RAGアプリを使ってみましょう。
基本的にはデフォルトのまま動作確認が可能です。
"Knowledge Retrieval Augmentation"をOnにすることで、先ほどアップロードしたファイルの情報を踏まえた情報を的確に回答することができるようになります。
更に右上の "Publish"ボタンで簡単にRAGアプリを公開することができます。
まとめ
物凄く直感的に利用しやすくてびっくりしました。
上記のように簡単にファイルをアップロードして、ベクトルデータベースを管理してくれるのは運用がシンプルです。
社内に眠っている過去のナレッジ資料などを全てデータベースに格納して、社内Wikiなどにするのも非常に良いなと感じました。
一切手順で迷子になることはないですし、本当にRAGもLLMも分からない人が時々つまづいてもいましたが最後までハンズオンをやり切れていたことは非常にすごいことです。
コミュニティの紹介
今後もAlibaba Cloudやハンズオンの情報などに関心がある方へコミュニティの紹介です。
AliEaters - Alibaba Cloud Developers Community
かわいいアリクイのキャラクターのコミュニティです。
このコミュニティはAlibaba Cloudを上手に使うためのノウハウの共有を目的にしています。
乾杯🍻で始まり、乾杯🍻で終わるアットホームなコミュニティです。
MeltingHack - 東京を拠点とする非営利国際ハッカソンコミュニティ
現在世界中で350人以上が加盟するコミュニティです。
多様なバックグラウンドを持つ人々が、ハッカソンを中心に短期間のプロトタイピングやワークショップを通じて実践的な技術を習得し、アイデアを形にすることを支援しています。