Playdateのゲーム一覧画面で表示されるランチャーカードと呼ばれるものですが、静止画カードだけでなく、アニメーションや選択時、起動中の表示・効果音なども設定することができます。
設定すべきものはゲームのメタ情報を管理するpdxinfo
とディレクトリ構成となります。
まずメタ情報pdxinfo
の設定から解説していきます。
name=myProjectName
author=sadakitchen
description=This is description
bundleID=com.sadakitchen.myProjectName
version=1.0
imagePath=meta/Assets
launchSoundPath=meta/Sounds/launch
imagePath
がランチャーカードの画像ファイルの格納ディレクトリの基点です。
launchSoundPath
は起動時に再生したいwavファイルの場所指定となります。wavファイルはplaydate用にコンバートされたものである必要があります。
コンバート方法はターミナルなどからffmpeg
を使用します。ターミナルで該当のディレクトリに移動してからコマンドを実行する流れとなります。
$ cd [変換したいファイルのあるディレクトリ]
$ ffmpeg -i [変換したいファイル名].mp3 -acodec adpcm_ima_wav [変換後のファイル名].wav
例ではmp3
を変換していますが、wav
などでも可能です。
プロジェクト構造については以下のようになります。
myProjectName/
source/
main.lua
Images/
playerImage.png
background.png
meta/
Assets/
card.png ← ランチャーカード
card-highlighted/ ← 選択状態の連番アニメーション画像を格納
1.png
2.png
...
animation.txt ← アニメーションの再生制御
card-pressed.png ← 決定時表示する画像
launchImages/ ← 読込中表示する画像
1.png
2.png
...
Sounds/
launch.wav ← 起動音
meta/Assets
にランチャーカードの各種画像ファイルを設置することになります。
-
card.png
:ゲームの静止画ランチャーカード画像。一覧で表示される画像です。 -
card-highlighted/
:ゲーム一覧画面で選択したときにアニメーション再生される連番画像を入れます。-
animation.txt
:連番アニメーションの設定するファイルです。(後述)
-
-
card-pressed.png
:ゲーム一覧画面でAボタンをおして決定したときに表示される画像です。 -
launchImages/
:ゲームの起動読込中にアニメーション表示される連番画像を入れます。ちなみに単一のlaunchImage.png
にすると静止画となります。
animation.txt
の記述については以下のように記述します。
frames = 6x4, 7x4, 8x4, 9x4
introFrames = 1x4, 2x4, 3x4, 4x4, 5x4
frames
はループさせたい連番画像を指定します。x#
(#は数値)を連番の末尾につけると数値分のフレームを待機表示するようになります。
introFrames
はルーム前に1回だけ再生される連番画像を指定します。こちらもframe
同様x#
で数値分のフレームを待機表示できます。