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IDOM EngineerAdvent Calendar 2017

Day 5

Raspberry Pi 2でLチカ その① モニタとキーボード無しでMacからRaspberry Pi を操作

Last updated at Posted at 2017-12-04

この記事は「IDOM Engineer Advent Calendar 2017」の5日目の記事です。

はじめに

エンジニア組織に所属している非エンジニアのsachitaroです。普段は企画管理業務を行なっており、コーディングやIoT機器などには一切触れていません。
そんな初心者の私が、社内のエンジニア勉強会で教えてもらいながらRaspberry PiのLチカができるようになったので、一人でも再現できるようにここに記載します。

今回はその①としてRaspberry PiをMacからリモートで動かすところまで。次回その②では、Raspberry Piをリモートで動かしながらLチカを行っていきます。

用意するもの

  • Raspberry Pi 2 (OSインストール済。3でなく2の理由は、買い間違えたから…)
  • LED
  • ブレッドボード
  • MacBookAir
  • LANケーブル&Thunderboltコネクタ

本来Raspberry Piを動かすためにはモニタとキーボードを用意する必要がありますが、今回はMacを使い、モニタとキーボードなしで動かすことにしました。
pic2.jpg

つまりRaspberry Piの操作は、Mac経由でリモートで行うことになります。

1)機材をつなぐ

その①ではRaspberry Piの動作確認だけでLチカは行わないので、ブレッドボードとLEDは使いません。

  1. LANケーブルをThunderboltコネクタに差し込み、それをMacにつなぐ
  2. LANケーブルのもう片方をRaspberry PiのLANコネクタに差し込む
  3. Raspberry Piの電源ケーブルを電源に差し込む

2)Raspberry Piをネットにつなぐ(Macからインターネット共有する)

Macで システム環境設定>共有>インターネット共有 を選択します。「インターネット共有」にチェックを入れ、「共有する接続経路」をWi-Fiにします。「相手のコンピュータでのポート」をThunderbolt Ethernetに設定します。
これで、Macのwifi経由でRaspberry Piをネットにつなぐことができました。

3)MacからRaspberry Piに接続する(SSH接続)

次に、MacからRaspberry Piを動かせるようにします。MacからSSH接続でRaspberry Piにつなぎます。
※SSH接続:リモートでサーバーに安全に接続してコマンド操作を行うこと

Raspberry PiのIPアドレスを調べる

SSH接続するには、接続先(今回の場合はRaspberry Pi)のIPアドレスを入力する必要があります。そのためにまずは、Raspberry PiがつながっているIPアドレスを調べます。
Macから Finder>アプリケーション>ユーティリティ>ターミナル でターミナルを起動。ここに以下のコマンドを入力し、IPアドレス一覧を表示させます。
arp -an
そこに表示されるIPアドレス一覧の中で、at以下が B8:27:EB で始まるものがRaspberry PiのIPアドレスです。
※ARP(アドレス解決プロトコル)):MACアドレスを調べるコマンド

MacからSSH接続でRaspberry Piにつなぐ

調べたIPアドレスを使って、SSH接続をします。なお途中でRaspberry PiのIDとパスワードを要求されますが、初期IDとパスワードはID:pi、パスワード:raspberryです。
まずはターミナルに以下を入力。
ssh [ID]@[IPアドレス]
初めて接続する際には以下のように聞かれるのでyesと入力します。
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)?
次に以下のように聞かれるのでパスワードを入力します。
[ID]@[IPアドレス]'s password:
これでMacからSSH接続でRaspberry Piにつなぐことができました。

4)MacからVNCを使ってリモートデスクトップでRaspberry Piにつなぐ

SSH接続のままでもよいのですが、1行ずつコマンドを入れなければならないので使い勝手がよくありません。そこでGUI形式でリモートデスクトップができるVNCを使うことにします。
※GUI(Graphical User Interface):視覚表現を使ったUI。マウス等で操作。
※VNC(Virtual Network Computing):クロスプラットフォームなリモートデスクトップ。マシン間のOSなどのプラットフォームに依存することなく利用できる。

Raspberry PI にVNCサーバをインストール

まずRaspberry PI にVNCサーバの一つ、TightVNCサーバをインストールします。
以下のコマンドを入力します。
sudo apt-get update
sudo apt-get install tightvncserver
これでインストール完了。
次にVNCサーバを起動します。
tightvncserver
初めて接続する際には以下のようにパスワードの設定を求められるので何か設定します。
You will require a password to access your desktops.

MacからVNCサーバに接続

MacからFinderを開き、上部のメニューから 移動>サーバへ接続 を選択します。するとアドレスを入力するウインドウが開くので、以下のアドレスを入力します。
vnc://[IPアドレス]:5901
接続を押し、Raspberry PI のデスクトップが表示されたら成功です!

23669117_319804501832524_997253714404436558_o.jpg

次回その②では、Raspberry Piをリモートで動かしながらLチカを行っていきます。

さて明日は勉強会の師匠、9mutaさんの記事をお届けします。

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