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AWS SAA備忘録記事⑥〜RDSとAuroraの基礎と活用法〜

Last updated at Posted at 2025-03-13

はじめに

本記事では、主にAmazon RDSとAmazon Auroraの特徴、設定方法、活用法について解説します。

Amazon RDS基礎

Amazon RDS(Relational Database Service)は、クラウドでリレーショナルデータベースを簡単に設定、運用、スケーリングできるマネージドサービス。

マルチAZ構成

デフォルトの構成では、マルチAZに分散化されるDBクラスターを構成できる。マルチAZ配置にするとコストが高くなるが、可用性が向上する。

マイグレーション方法

オンプレミスからのマイグレーションには様々な方法がある。

  • Mysqldumpユーティリティ
    バックアップ/復旧プロセスを実装する方法

Amazon Aurora

Amazon AuroraはAWSが開発したリレーショナルデータベースで、MySQL/PostgreSQLと互換性がありながら、パフォーマンスと可用性が向上している。

Auroraの特徴

  • データがプライマリDBインスタンスに書き込まれると、複数AZに展開されている6つのノードにデータが同期的に複製される
  • リードレプリカ
    読み取り処理の負荷分散に活用できる

Aurora グローバルデータベース

複数地域に跨ったデータベースのプライマリ/セカンダリ構成の運用を自動化する。

  • エクスポート/インポートを利用したマニュアルでのスタンバイ構成を廃止可能
  • リージョン障害時のフェイルオーバーを自動化

フェイルオーバー = プライマリーのサーバ/システム/ネットワークにおいて異常事態が発生したとき、自動的に待機系のセカンダリー構成に切り換える機能

Aurora Serverless

DBインスタンスクラスのサイズを指定せずにデータベースエンドポイントを作成できる柔軟性の高いAuroraデータベースである。
サーバーを常時起動しない構成が可能で、不規則なピークが発生するワークロードに適している。

RDS Proxy

アプリケーションとRDSデータベース間の仲介役としてコネクションを管理するプロキシ機能である。

Lambda関数とRDS Proxyの連携

Lambda関数からRDS Proxyに接続してデータ処理を実施することで、Lambda関数による効率的な非同期並列実行を可能にするデータ処理アプリケーションを構築できる。

コネクションプーリング

RDS Proxyは、Lambda関数の同時実行によって大量の同時接続をスケーリングするために必要なコネクションをプーリングする。
データベースへの接続を効率的に管理し、大量のLambda関数からのリクエストを少ない接続数で処理できるようにする。

サーバレスアプリケーションとRDSの連携

Lambda + API Gateway + RDSの構成

サーバレスアプリケーションでは、API Gateway経由でLambda関数を呼び出し、RDSデータベースとやり取りするアーキテクチャが一般的である。

データベース接続の中断対策

Amazon Aurora MySQLデータベースのアップグレード時など、Lambdaがデータベースと接続できなくなる期間がある。この問題には以下の対処を行う。

  • Lambda関数が取得した顧客データをAmazon SQSキューに保存
    後続処理のために一時的にデータを退避させる
  • 別のLambda関数がこのキューにポーリングして、顧客データをAuroraデータベースに保存
    接続が復旧した後にデータを永続化する

コスト最適化

リザーブドインスタンス

長期間の利用が見込まれる場合は、RDSリザーブドインスタンスを購入することで、オンデマンド料金に比べて大幅なコスト削減が可能である。
1年間または3年間の契約で、最大75%の割引が適用される。

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