はじめに
auから発売されていたUSB STICK LTE HWD12 by HUAWEIをMacで利用していましたが、OSをMojabeからCatalinaにバージョンアップするとこのデバイスが利用できなくなってしまいました。
MacOS Catalina から 32bit アプリケーションが動作しなくなり、このデバイス用のアプリケーションが32bit のため起動できないようです。
複数のMacBookを所有していますが、このデバイスが使えないためMojabeからOSをバージョンアップできずに困っていました。(2020/4現在、au側の対応は見つかりませんでした)
今回、色々調べることで、この製品がHuawei E3276をカスタマイズしたモデルらしいので本家のHauweiからドライバーを入手することで無事にHWD12がCatalinaでも利用できるようになりました。自己流ですがその方法をアップしておきます。
##64bitアプリケーションのダウンロード
Huaweiの下記のサイトで検索しました。
https://consumer.huawei.com/en/support/search/
このリンク先からアプリケーションをダウンロードします。
Hilink products tool, support MAC 10.15
ダウンロードフォルダにHiLink.appというファイルがダウンロードされます。
インストール
先に古い32bitのUSB STICK LTE setting toolをアプリケーションフォルダから削除しておきます。(uninstallも動かなかったのでアプリケーションフォルダからゴミ箱に入れます)
ダウンロードしたファイルHiLink.appをアプリケーションフォルダへ移動して、その後ダブルクリックして実行することでインストールされます。
設定ファイルの書き換え
インストール後に設定ファイルを書き換えます。
/Library/StartupItems/MobileBrServ/ArConfig.dat
このファイルの中身をもとの32bit版で書かれていた内容にします。
[INSTALL]
service_name=USB STICK LTE setting tool
service_desc=USB STICK LTE setting tool
[PRODUCT_ID]
pid=14db,1f01;14dc,1f01;14db,1f03
[OPENBR_TIME]
wait_time=1
[OPEN_URL]
domain=http://au.home/
url=http://192.168.1.1
auto_open_url=1
再起動
この後、Macを再起動します。
起動後、HWD12をMacに指すとしばらくすると通信確立の紫色のインジケーターになりました。
ブラウザが立ち上がりこのドライバーは最新でないと言われますが、無視して閉じても大丈夫です。
自己責任ですが、これでCatalinaにバージョンアップ後、使えなくなっていたHWD12が再び利用できるようになりました。
おわりに
このデバイスが使えないのでMacOSのバージョンアップを保留していた他のMacBookもMojabeからCatalinaにバージョンアップすることができるようになりました。
やっぱりOSは最新版が気持ちいいですね。