デスクトップの移行にともない作業をしたので記録しておく。
せっかくなのでCentOS7をつかってみることに。
環境
- ホストOS
- MacOS 10.10.4
- ゲストOS(VirtualBox)
- CentOS7
- ZNC
- 1.6.0
$ znc --version
ZNC - 1.6.0 - http://znc.in
IPv6: yes, SSL: yes, DNS: threads, charset: no
CentOS7インストール
早速今まで知っていたコマンドとかが軒並みつかえなくて楽しくなってくるところです。
- インストールからSSHが接続できるまではこちらの手順でできます。
- 追加でやっておいた方がいいのはsshdの設定です。
- ホストからのsshがおっそーくなってしまう場合はこちらの設定をしてみてください。
- /etc/ssh/sshd_configに"UseDNS no"を追記します。
$ sudo cp /etc/ssh/sshd_config{,.bk.`date +%Y%m%d%k`}
$ sudo vi /etc/ssh/sshd_config
$ sudo diff /etc/ssh/sshd_config{,.bk.`date +%Y%m%d%k`}
130d129
< UseDNS no
ZNCインストール
公式サイトの通りでインストールできます。znc専用のマシンにしたので、手順がやや異なっています。
http://wiki.znc.in/Installation#Fedora.2FCentOS.2FRed_Hat_Enterprise_Linux
sudo yum install znc -y
znc --makeconf
ZNC用各種設定
WebUIから設定していきました。
サーバとチャンネルの追加は必要なだけ行います。
共通設定
- ホストマシンからゲストOSの固定IPとZNCの初期設定で指定したポートにアクセスする
- 初期設定で設定したユーザ名とパスワードでログインする
- 右側メニューの「Global Settings」をクリックする
- Listen Port(s)に必要な数だけポートを追加していく
- 私の場合4つ必要だったので新たに3つ追加しました
- 少し下にあるGlobal Modulesを選択する
- 私はログを残したかったので「log」だけチェックしました
- 「Save」する
ircサーバを追加
- 「Your Settings」をクリックする
- Networksの[Add]をクリックする
- サーバの設定画面が表示されるので、必要な情報を適宜入力していく
- Network Nameは、後で使うので識別しやすく短いものが良いです
- Modulesは「autoreply, log, simple_away」を選択しました
- 「Save and continue」ボタンをクリックする
チャンネルを追加
- Channelsの[Add]をクリックする
- チャンネル名を#も含めていれる
- 「Add Channel and return」をボタンを選択する
CentOS7のポートを解放してあげる
IRCクライアントからZNCを経由(proxy)して複数のサーバにアクセスするため、ポートを複数解放します。
- 解放前確認
$ sudo firewall-cmd --list-all --zone=public
public (default, active)
interfaces: enp0s3 enp0s8
sources:
services: dhcpv6-client ssh
ports:
masquerade: no
forward-ports:
icmp-blocks:
rich rules:
- 解放
$ sudo firewall-cmd --add-port=16665/tcp --zone=public --permanent
:
:
$ sudo firewall-cmd --add-port=16669/tcp --zone=public --permanent
success
- 設定リロード
$ sudo firewall-cmd --reload
success
- 設定後確認
$ sudo firewall-cmd --list-all --zone=public
public (default, active)
interfaces: enp0s3 enp0s8
sources:
services: dhcpv6-client ssh
ports: 16667/tcp 16665/tcp 16668/tcp 16666/tcp 16669/tcp
masquerade: no
forward-ports:
icmp-blocks:
rich rules:
IRCクライアントから接続する
LimeChat(MacOS版)の場合を書きます。
- Server → Add Server → Generalタブ選択
- Network Name: 識別しやすい名前
- Server: ゲストOSのIPを指定する
- Port: 開放した任意のポートを指定する
- Server Password: 初期設定で設定したパスワード
- Nickname: 任意の名前
- Login name: 初期設定で設定したユーザ名
- Real name: 任意のrealname
- 他は空白にしておく
- Detailsタブ選択
- Encoding: UTF-8
- On Loginタブ選択
- Perform commands on login: に以下を追加
msg *status JumpNetwork your-channel-name
- 「OK」ボタンを選択する
つながったらおしまい!
ホストOSからゲストOSへポートフォワーディングすれば別のPCからも使えるようになります。
おわりに
ZNCの設定方法の王道はWebUIからなのだろうか。気になってます。