IntelliJからgitに対して、複数のファイル/ディレクトリを右クリックしてからaddすると、ちゃんとaddされないことが多々あります。
また、大量にファイルを新規作成した場合に、全てを探し出して右クリックするのも面倒です。
そこで、IntelliJでGitによってバージョン管理されていないファイルを一気にバージョン管理下に置く方法をご紹介します。
まずはプロジェクトでIntelliJとgitを統合する。
初回に一回だけやっておく作業です。
これは簡単で、メニューのVCS
からEnable Version Control Integration...
を選択して、次に出てきた小さい画面で、Git
を選択してからOKをクリックするだけです。
もちろん事前にgitをインストールしておく必要があります。(Windowsの場合でいうと、IntelliJからgit.exeが利用されます)
実際にファイルをバージョン管理対象に追加する。
上記手順を踏んで、プロジェクトでGitがIntelliJと統合されたら、デフォルトだと左下の方にChagnes
というタブが出てきます。
そこで、Click to browse
をクリックします。
次の画面でバージョン管理されていないファイルの一覧が表示されます。
一番上のディレクトリを選択して、左側の+
ボタンをクリックすることで、.gitignore
で指定されていない全ファイルを一気にバージョン管理対象とすることが出来ます。
実際に+
をクリックするとこのような状態に。
なお、 この時点ではコミットされていません。 あくまでバージョン管理対象となっただけです。コミットは別途行う必要があります。
Close
をクリックするとダイアログが閉じて、先ほどのChanges
タブが更新されます。
これで全てのファイルがバージョン管理対象となりました。
しつこいですが、 まだコミットはされていません。 メニューのVCS
からCommit Changes
を選択するか、上向きの緑色の矢印アイコンをクリックすればコミット用ダイアログが表示されるので、そこからコミットできます。
メモ
IntelliJでのgitを使ったコミットは、git add
とgit commit
を両方同時に実行しています。