1:逐次遂行
プログラムは、原則として先頭から順に命令を実行します。プログラム1を実行すると
①起床する。②朝食を食べる、③家を出るの順に処理を実行します。擬似言語プログラムでは、処理の詳細について考えなくて良い場合は、関数(「手続き」とも言います。)を呼び出して済ませてしまいます。getup()などのように、()がついている「命令のようなもの」は関数です。行番号1の行では、getup()を呼び出すことで、「起床する」という動作を実現します。具体的にどのような処理によって、「起床する」のかは、ここでは考えなくて良いです。「希hそうする」という動作の結果だけに着目して、プログラム全体の流れを読み取ってください。
なお、関数は自由に作ることができます。問題ごとに様々な関数が登場しますので、問題文を丁寧に読んで、その都度、関するの動作を理解する必要があります。
「プログラム1」
(行番号)
1:getup() //起床する
2:eat_breckfast //朝食を食べる
3:leave_home() //家を出る
プログラム中の//以下の部分は、コメントです。プログラムを読みやすくするために、変数の役割や実行する処理の説明などを注釈して書きます。注釈部分は、あプログラムの一部とみなされないのいで、自由になんでも書けます。
2:条件分岐
条件分岐処理には、if~endif命令を使います。下記が最も単純な使い方です。
if(条件式)
条件式競辻に実行する処理
endif
if直後の()の中に条件を指定します。条件が成立すると、ifからendifまでの間にある処理を実行します。条件が不成立の場合は、endif直後の行までスキップします。
条件式は、原則的に日本語で表現しますが、問題によっては、、統合や不等号を利用した式になっているかもしれません。擬似言語は、実際のプログラム言語ではありませんから、細かい文法法則はなく、誤解のない範囲で自由に表記することができます。問題中では、誤解のないように表記していますから、常識的に問えられる必要があります。
プログラム2は、if~endifを利用したプログラム例です。プログラムを実行すると、起床して、八時より前であった場合には、朝食を食べずに家を出ます。
プログラム2の3行に注目してください。ifで指定した条件が成立すると、4行を実行します。指定した条件が不成立の場合、endifの直後(6行)までスキップします。
「プログラム2」
1:getup() //起床する
2:time ← get_current_hour() //現在時を取得し、timeに格納する
3:if (timeが8未満)
4: eat_breakfast() //朝食を食べる
5:endif
6:leave_home() //家を出る
if~endifとともに、elseやelseifを使う表記もあります。下記はelseを用いた表記法です。ifで指定した条件が成立するときには処理1を実行します。条件が不成立のときには処理2を実行します。処理1と処理2の両方が実行されることはありません。また、両方とも実行されないこともありません。必ず、どちらかが実行されます。
if(条件式)
処理1(条件成立時の処理)
else
処理2(条件不成立時の処理)
endif